ストレージを搭載してみる
組み込みセッションの最後は、合計2箇所のストレージ搭載スペースに、2.5インチSSDおよび3.5インチHDDを搭載してみよう。なおSSDの搭載テストには
ADATA「Ultimate SU800 SSD」(型番:ASU800SS-512GT-C)を用意。XPGブランドを展開するADATAが最も得意とするコンシューマ向けアイテムだ。
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ボトムカバー内の2.5/3.5インチ共用ケージには、3.5インチHDDを2台搭載。多くのデータを扱うユーザーなら、容量単価の低い大容量モデルをチョイスしたい
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3.5インチHDDは専用トレイにツールフリーで搭載可能。2.5インチSSDなら、底面からネジ留めすればいい
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マザーボードトレイ背面の2.5インチ搭載スペースは、右側面は引っかけ式、左側面は付属のSSD Screwsによるネジ留め式。なおコネクタはケーブルの取り回しから下方向に設置しよう
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総評:全てを詰め込んだPCケース
初めてADATAが展開するXPGブランドのPCケースに触れたワケだが、いわゆるオーソドックスという表現は当てはまらず、とは言えベーシックでもない。シンプルでもなければ、派手なところもない。XPG DEFENDER PROは「全てを詰め込んだPCケース」だった。

恐らく開発段階で、多くのPCケースを見たのだろう。フロントパネルの外しやすさだったり、スルーホールのレイアウト、各有効スペースの割り振り。さらに移動するシャドウベイユニットや構成パーツ搭載後の周辺エリアのほどよい距離感など、いずれも良くできている。モデル特有のずば抜けた点こそ無いものの、要改善ポイントも見当たらなかった。

工作精度の良さも手伝って、作業中にストレスを感じることもない。誰にでも扱い易いPCケースではないだろうか。今後のXPGブランドの展開に注目したい。
協力:エイデータテクノロジージャパン株式会社