冷却ファンレイアウト1:フロントファン
- 冷却ファン:120mm x3/140mm x2基(120mm x2基「XPG VENTO ARGB 120」標準)
- ラジエター:240/280/360mmサイズ
次に冷却ファンレイアウトを個別に解説しよう。フロントパネル正面には出荷時より、カタログモデルの120mmファン
「XPG VENTO 120 ARGB FAN」が2基標準装備されている。スペックは、回転数1,200rpm固定で、騒音値23dBA、風量45.3CFM、静圧0.68mmH2Oとされ、軸受けにはライフルベアリングを採用。実際に動作させてみた印象は緩やかに回転し、騒音値を低く抑えられている。
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フロントパネルを外すと、正面には3基分をフォローするプラスチック製防塵フィルタが装着済み
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なお標準装備される2基の搭載ポジションは、ちょうどボトムカバーより上の部分。マザーボードの右方向から後方へ、フレッシュな外気を送り続けてくれる。XPG DEFENDER PROのエアフローレイアウトの要と言える部分だろう。
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120mmファンは3基まで搭載可能。また140mmファン2基への換装もできるため、スリットタイプのネジ穴も確認できる
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なおラジエターは240/280/360mmサイズまでをサポート。水冷を構築する場合、多くの場合トップパネル部を利用する事になるはずだが、グラフィックスカードの水冷化など、デュアル水冷構築時などの利用も想定できる。
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XPG VENTO ARGB 120はインペラこそホワイトだが、フレーム色はブラックが採用されている
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冷却ファンレイアウト2:トップファン
- 冷却ファン:120/140mm x2基
- ラジエター:240/280mmサイズ
トップ部はほぼ全面が通気孔仕様。システムによっては自然排気も可能だが、ハイエンド志向のパーツをチョイスするなら、排気ファンは装着しておくべきだろう。トップ面には120mmまたは140mmファンが2基搭載できるため、用途に合わせて増設すればいい。またラジエターは240/280mmサイズをサポート。CPUソケットが近いだけに、チューブも取り回しがし易いだろう。
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ハニカム状の通気孔には、3本のスリットを用意。120mmまたは140mmファンが左側面寄りにマウントできる
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冷却ファンまたはラジエターが固定できるスリットのストロークは、前後が約65mm、中央が約85mmだった
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冷却ファンレイアウト3:リアファン
- 冷却ファン:120mm x1基(「XPG VENTO ARGB 120」標準)
- ラジエター:120mmサイズ
システムの熱源に近く、熱ごもりがしやすい背面にも120mmファン「XPG VENTO ARGB 120」が1基標準装備されている。主な役割は、CPUや電源周りから発生する熱を、背面に強制排出。後方をクリーンな状態に保つと共に、PCケース内部のスムーズなエアフロー構築には欠かせない存在と言えるだろう。もちろん最もベーシックな120mmサイズラジエターも搭載できる。
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ネジ穴は冷却ファン固定位置が調整できるスリットタイプ。ストロークは実測で約20mmだった
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