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ASRock「TRX50 WS」 市場想定売価税込154,980円前後(2023年12月15日発売)
製品情報(ASRock)
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強力な電源回路とサーバーグレードの高品質パーツを採用した「TRX50 WS」
最新アーキテクチャ
「Zen 4」の採用と、動作クロックの向上によって前世代から大きくパフォーマンスが向上したAMDの最新CPU「Ryzen Threadripper 7000/PRO 7000 WX」シリーズ。さらにRyzen Threadripper 7000については、長らく更新されていなかった“ハイエンドデスクトップ”(HEDT)向けCPUということもあり大きな注目を集めた。一方で、対応マザーボードは初回入荷数が極少量だったこともあり、即完売してしまいCPUはあるのにPCを組めない状況が続いていた。
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Ryzen Threadripper 7000シリーズの登場から遅れること約1ヶ月、遂に発売が開始されたASRock「TRX50 WS」。ワークステーション向けのウルトラハイエンドモデルで、メインストリーム向けにはない機能も多数実装されている
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そんな状況を打破するべく12月15日より国内発売が開始されたのが、今回の主役である
ASRock「TRX50 WS」だ。製品名からもわかる通り、チップセットにAMD TRX50を採用するワークステーション向けのウルトラハイエンドマザーボードで、電源回路には
110A SPS(VCore用)による
18+3+3フェーズの強力なデジタル電源回路を搭載する。
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電源回路は18+3+3フェーズのデジタル電源で、Vcore用には110A SPSを採用する
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さらに4基の小型ファンとヒートパイプを採用する大型のアルミニウムヒートシンクや、裏面から放熱をサポートするメタル製バックプレートを組み合わせた冷却システムを採用。これにより、常に安定した電力供給を可能にしており、TDPが350Wに達するRyzen Threadripper 7000/PRO 7000 WXシリーズの性能を最大限に引き出すことができるワケだ。
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電源回路には4基の小型ファンを搭載。さらにバックプレートにはサーマルパッドが貼り付けられ、裏面からも放熱することで、PPTリミット700Wの高負荷テストでもMOSFETの温度を90℃以下に抑えることができるという
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またメモリスロットは
最高7,600MHz動作に対応するDDR5(ECC RDIMM/ECC RDIMM-3DS)×4本で、容量は最大1TBまで増設が可能。ストレージはBlazing M.2×1、Hyper M.2×1、SATA 3.0×4に加えて、PCI Express 5.0(x4)接続のMCIO×1と、PCI Express 4.0(x4)/SATA 3.0×4互換のSlimSAS×2を備え、サーバー向けのストレージを接続することもできるよう設計されている。
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主にサーバー製品に実装されている、MCIOやSlimSASといったコネクタも標準装備
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そしてRyzen Threadripperの豊富なPCI Expressレーンを活かし、拡張スロットはPCI Express 5.0(x16)×2、PCI Express 5.0(x8/x16形状)×1、PCI Express 4.0(x4/x16形状)×1、PCI Express 4.0(x8/x16)×1の計5本を搭載。いずれもアンカーポイントを増設し、ラッチを強化した
「強化スチールスロット」仕様で、PCI Express 5.0(x16形状)スロットには、信号の安定性を改善する表面実装技術
「SMT Technology」を採用する。
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黒を基調に製品名が大きく描かれたパッケージ。サイズは実測で幅約370mm、高さ約325mm、厚さ約90mmで、ハイエンドマザーボードとしては標準的
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製品にはセカンダリ(2次)電源を接続するための「マルチ電源アダプターケーブル」が付属し、デュアル電源環境にも対応する
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その他、Marvell AQC113による10ギガビットLAN、Dragon RTL8125BGによる2.5ギガビットLAN、Wi-Fi 6E+Bluetooth 5.2の3系統のネットワークや、Nahimic対応の7.1ch HDオーディオ機能を備え、メニーコアCPUが力を発揮するクリエイティブな作業はもちろん、作業の合間にゲームを楽しみたいというニーズにもしっかりと応えてくれる。