PL1/PL2=219W設定時の冷却性能をチェック
続いて、PL1とPL2をいずれもMaximum Turbo Powerの219Wに設定した状態で検証を進めていこう。

まずL.N.Aなしの結果を確認すると、「OCCT 13.0.0」では
平均約85℃、「Cinebench 2024」でも
平均約92℃で、CPUが許容する最高温度100℃まで達することは一度もなかった。
続いてL.N.A使用時の結果を確認すると、「OCCT 13.0.0」が
平均約89℃でL.N.Aなしに比べて約4℃、「Cinebench 2024」では
平均約97℃で約5℃上昇している。Package Powerや動作クロックに大きな差はなく、サーマルスロットリングと思われる症状は発生していないが、「Cinebench 2024」では100℃まで上がるシーンも多いことから、「デフォルトモード」でPL1/PL2=219Wに設定した場合はL.N.Aは使わないほうがいいだろう。
PL1/PL2=219W設定時のファン回転数と騒音値をチェック

L.N.Aなしの場合は
1,800rpm前後、L.N.A使用時は
1,400rpm前後までファンの回転数が上昇し、いずれも公称最高値に準ずる結果になった。またノイズレベルはL.N.A使用時が
30dBA前後でほぼ無音に近い状態、L.N.Aなしでも
36dBA前後までしか上がらず、ノイズが気になることは無いだろう。