ハイクリアランスモードで冷却性能をチェック

デフォルトモードのテストが一段落したところで、ここからは冷却ファンをヒートシンクの上に実装するハイクリアランスモードに変更して冷却性能をチェックしていこう。
PL1=65W/PL2=219W設定時の冷却性能をチェック
まずはCore i7-14700の標準設定であるPL1=65W/PL2=219Wに設定した状態の結果を確認する。

PL2=219W動作になる冒頭約30秒間は瞬間的に温度が上昇するものの、PL1=65W動作に移行したあとは、CPU温度は
53℃前後で推移し、デフォルトモードに比べて約2℃温度が低下した。またL.N.Aの有無による差は約1℃で、デフォルトモードとほぼ同じ結果になった。
PL1=65W/PL2=219W設定時のファン回転数と騒音値をチェック

ハイクリアランスモードではデフォルトモードに比べて冷却性能が上がるため、ファン回転数はL.N.Aなしが
1,100rpm弱、L.N.A使用時が
1,000rpm前後へと若干だが低下している。ちなみにサウンドメーターの数値はいずれも
平均約28dBAで違いは出なかった。ここまで静音性が高い状態だとファンのノイズ以外に環境音を拾ってしまい、正確な数値を計測できないようだ。