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SAPPHIRE「NITRO+ Radeon RX 9070 XT GAMING OC 16GB GDDR6」(型番:NITRORX9070XT16GB/ 11348-01-20G) 市場想定売価税込152,800円前後
製品情報(SAPPHIRE)(株式会社アスク)
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鮮やかスタートダッシュを決めた最新ミドルGPUの鉄板モデル
2025年3月7日11:00より、AMDの最新アーキテクチャRDNA 4を採用する「Radeon RX 9070」シリーズの販売がスタートした。解禁当日は、秋葉原でもほとんどのショップがWebでの抽選販売を選択する中で、パソコンSHOPアークのみが店頭販売を実施。店舗前には抽選を求める自作PCマニアによる大行列が形成された。
【関連記事】(アキバ取材班) AMD Radeon RX 9070 XT/9070が7日(金)11時より販売解禁。”今回は”店頭販売あり(2025.03.07 01:19 更新)
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解禁初日に店頭に詰めかけた熱心な自作PCマニアたち。ベテラン店員による「ここまでRadeonグラフィックスカードが注目されるのは、かつて人気オンラインRPGでRadeonが推奨カードに選ばれたとき以来かも」との声も聞かれた
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前評判の高さから、ショップ側も「かなり多めの入荷数を確保している」と説明していたところ、販売初日ですべての在庫が完売。Radeonグラフィックスカードとしては異例の大ヒットとなり、上々のデビューを飾ることになった。さらに今後も安定して入荷する見込みとのこと。ミドルレンジシーンにおける主役になれるかどうか、大いに楽しみな存在と言える。
ちなみに各メーカーから多数の搭載製品が登場した中で、最も多くのラインナップを抱えているのが、AMDグラフィックスカードのトップブランドたるSAPPHIREだ。今回はそのSAPPHIRE製品から、Radeon RX 9070 XT搭載の最上位モデル
「NITRO+ Radeon RX 9070 XT GAMING OC 16GB GDDR6」(以下「NITRO+ Radeon RX 9070 XT」)を取り上げたい。
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SAPPHIREはRadeon RX 9070 XT搭載グラフィックスカードを(MSRPモデル含め)4モデルラインナップ。「NITRO+ Radeon RX 9070 XT」はその中におけるフラッグシップにあたる
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製品のトレードマークになっているのが、新設計の3連ファンクーラー
「Tri-Xクーリングテクノロジー」。従来の騒音レベルを維持しつつ静圧を高めた
AeroCurveファンブレードを採用する、2ボールベアリングファンを3基搭載している。
エアフロー経路を最適化する
Free Flow設計のフィンを備えたヒートシンク、最適化された
コンポジットヒートパイプを組み合わせた高冷却クーラーだ。さらにTIMとして熱伝導率8.5w/mkのHoneywell製グリス
「PTM7950-SP」が採用され、冷却効率が高められている。
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NITRO+シリーズのエンブレムが大きくデザインされたパッケージ。背面には主にGPUのトピックを中心に記載されている
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そして優れた冷却機構に加え、
16フェーズデジタル電源回路と
12層PCBによる独自基板を採用。安定した高負荷動作が可能な設計により、ゲームクロック最大2,520MHz、ブーストクロック最大
3,060MHzにチューンされたオーバークロック仕様になっている。
そのほか、メモリスピード20GbpsのビデオメモリGDDR6 16GB(メモリバス幅256bit)を実装。補助電源は
ヒューズ保護機構を備えた
12V-2x6(16pin)×1を搭載している。