FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク
次も同じく長時間ループに対応したゲーム系ベンチマークから、より負荷の大きな「FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION」の公式ベンチマークを実行する。グラフィックス設定は「高品質」をベースに最も負荷がかかるように項目を選択、解像度は3,840×2,160ドットに設定した。これまで同様に30分間連続で動作させている。
テスト中における消費電力は、3DMark時に近い最大528W。やはり電源ユニットにとって理想的なシステム負荷率50%に近く、電力変換効率の面でも有利な環境だ。
こちらも変動幅は1.5%未満の上振れのみと、極めて堅実な動作。さらにそれぞれの部位を見ていくと、フルロード中はATXとGPUで0.02V、CPU電源は0.01Vしか上下しないというブレの少なさだった。ハイエンド級の負荷がかかっても常に一定の出力を維持できるほか、アイドル時との差もごくわずか。「VITA GM 1000W」の高い信頼性が見て取れる。
モンスターハンターワイルズ ベンチマーク
最後は、カプコンから発売されたハンティングアクション最新作「モンスターハンターワイルズ」の公式ベンチマークテストによる検証でセッションを締めくくろう。グラフィックスプリセットの“ウルトラ”をベースにフレーム生成はON、レイトレーシングを“高”、解像度は3,840×2,160ドットに設定し、30分間に達するまでループ実行した。
テスト中における消費電力は最大466Wと余裕あり。重量級のゲームをプレイする場合でも、Core Ultra 9 285KとGeForce RTX 5080の構成であれば、基本的に1000Wの容量で十分事足りることが分かる。
やはり変動1.5%未満の最大12.16Vまでの上振れに留まっている点は、これまでのテストと同様。「VITA GM 1000W」にはかなり厳格な電圧レギュレーションが設定されているようだ。ATXは上下幅が0.02Vで、CPUに至っては変動なしのフラット。最も変動の大きいGPUですら0.04V上下しているのみと、極めて出力が安定しているところも評価が高い。ハイエンドパーツを駆動させ、重量級ゲームを安定して動かせるハイレベルな信頼性を備えている。
安心して使える高コスパなミドル向け電源の最新モデル
ハイセンスな新デザインをまとって登場した、老舗FSPによるミドルレンジ向け電源の最新モデル「VITA GM 1000W」。やはりと言うべきか、検証では期待を裏切らない上々の信頼性を発揮してくれた。処理の異なる複数のストレステストやベンチマークテストにおいても、判で押したように同範囲の電圧変動に収める精密な動作は、ハイエンドパーツの心臓として実に頼もしい。
目立ったギミックや珍しい機能こそ搭載していないものの、電源ユニットへの要求で最も重要度が高い信頼性に関しては、十分にハイレベル。Cybenetics LAMBDA認証を取得した静粛さもかなりのもので、テスト中に動作音が気になるシーンはまったくなかった。
基本をしっかり抑えつつ、最新規格の電源ユニットとして価格面での競争力も高い。ミドルユーザーにとって「とりあえずコレでOK」と信頼を寄せられるだけの安心感がある。
提供:FSP GROUP Inc.
株式会社アユート