ベンチマーク:3DMark
次に検証機に搭載されているASUSのGeForce RTX 4070 SUPER搭載モデル「DUAL-RTX4070S-12G」のパフォーマンスを定番の3Dベンチマークソフト「3DMark」により明らかにしていく。手始めにAPIにDirect X11を使用するラスタライズテスト「Fire Strike」のスコアからだ。プリセット設定は「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3パターンで実施した。
4Kゲーミングを想定した「Fire Strike Ultra」では総合スコアが12,474、「Fire Strike Extreme」では24,224を計測。「Fire Strike」おいては驚異の40,000オーバーと重量級のゲームでも高解像度・高画質設定で快適なプレイが約束されている。
DirectX 12環境のテストである「Time Spy」「Time Spy Extreme」では、こちらもWQHD解像度の「Time Spy」では総合スコアが19,454、4K解像度の「Time Spy Extreme」では9,170を記録。GeForce RTX 50シリーズが登場し旧モデルとなったGPUだが、ゲーミングGPUとしてはまだまだ現役といって全く差し支えはない。
続いて、レイトレーシングや可変レートシェーディング、メッシュシェーダーといった最新機能が盛り込まれた「Speed Way」を実行してみた。ご覧の通り、GeForce RTX 40シリーズの性能が最大限に活きるDirectX 12 Ultimate対応テストということもあって、5,000オーバーをマーク。平均フレームレートは52fpsと滑らかだった。
「3DMark」の最後は、レイトレーシングの性能をチェックする「Port Royal」の結果を確認していく。レイトレーシング機能は負荷が極めて大きいが、さすがにGeForce RTX 4070 SUPERということで、13,000に迫るスコア。テスト中のフレームレートも59.9fpsをマークしており、WQHD解像度までなら重量級ゲームのマルチプレイでも超解像技術は不要。併用できるなら、さらに滑らかで快適なプレイが楽しめる。
ベンチマークテスト:ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー
ここからは、実際のゲームに即したベンチマークソフトでのチェックを実施していく。人気のMMO RPG「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」の公式ベンチマークテストからだ。「グラフィックス設定」は「最高品質」を選択し、フルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類の解像度で計測を行っている。
フルHD解像度とWQHD解像度ではスクウェア・エニックスの指標である“非常に快適”を満たす15,000をラクラク上回るスコアを記録。4K解像度でも最高設定でプレイ可能な“とても快適”をクリアする11,000オーバーを記録した。動作中の平均フレームレートも高水準で快適なプレイが約束されている。
ベンチマークテスト:Apex Legends
お次は、人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」だ。グラフィックス設定は可能な限り高品質になるよう選択したほか、フレームレートの144fps制限を解除(300fps上限)し、解像度は先ほど同様にフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3パターンに設定した。
フルHDで285.5fps、WQHDでは262.6fpsと最高レベルに近い快適さでプレイが可能。4Kでもリフレッシュレート180Hzクラスのゲーミング液晶が活かしきれるパフォーマンスを発揮している。