ベンチマークテスト:3DMark:Steel Nomad
続いて、APIにDirectX 12を使用する4K解像度の最新ベンチマーク「Steel Nomad」のスコアを確認していこう。
もともとGeForce RTX 5060 Tiにはやや荷が重い4K解像度の重量級テストということもあり、総合スコアは3557、フレームレートも35.58fpsに留まる。また
Palit「GeForce RTX 5060 Ti 16GB Infinity 3」と比べると約3%上回るスコアを記録しており、ラスタライズを使用する処理でもオーバークロックの影響は確実にある。
ベンチマークテスト:3DMark:Time Spy
続いてDirectX 12を使用する定番ベンチマーク「Time Spy」のスコアを確認していこう。なおプリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方で計測を行った。
「Time Spy」の総合スコアは15551、フレームレートもGraphics test 1では100fps超え、Graphics test 2でも90fpsに迫る結果で、マルチプレイのゲームでも全く問題ないスコア。ただし、「Time Spy Extreme」では、総合スコアは約半分の7833、フレームレートも40fps前半までしか上がらず、重量級のゲームを4K解像度で遊ぶには画質を調整するか、超解像技術を併用する必要があるだろう。
ベンチマークテスト:3DMark:Fire Strike
「3DMark」系ベンチマークのラストは、APIにDirectX 11を使用する旧世代のラスタライズテスト「Fire Strike」のスコアを確認しておこう。なおプリセットは「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類全てで計測を行っている。
「Fire Strike」の総合スコアは39233、フレームレートはより負荷の高いGraphics test 2でも150fps以上、「Fire Strike Extreme」でも総合スコアは20053、Graphics test 2のフレームレートは70fpsを超える優秀な結果。ただし、「Fire Strike Ultra」では総合スコアが9823、Graphics test 2のフレームレートは30fps前半で頭打ちになり、これまでのテストと同様、重量級のゲームを4K解像度で動かすには、画質を調整するか、超解像技術を併用する必要があるだろう。