ベンチマークテスト:ファイナルファンタジーXIV︓黄金のレガシー
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは人気オンラインRPGの最新ベンチマークである「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」からチェックをする。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類で計測を⾏っている。
4K解像度では、おそらくグラフィックスカードへの負荷が高いため大きな差は出ていない。ただし、WQHD解像度ではDDR5-4800より約5%、DDR5-5600より約3%、フルHD解像度ではDDR5-4800より約6%、DDR5-5600より約5%上回り、高速かつ低レイテンシなメモリを使用するメリットは確実にある。
ベンチマークテスト︓Tom Clancy’s Rainbow Six Siege
続いてできる限りフレームレートを稼ぎたいFPS系タイトルから、タクティカルシューターゲーム「Tom Clancy’s Rainbow Six Siege」のスコアを確認していこう。APIは「DirectX 12」、総合品質は敢えてフレームレートが最も高くなる「低」に設定して、ゲーム内ベンチマークを使用してフルHD/WQHD/4Kの3パターンで計測を行った。
こちらも4K解像度では大きな差は出なかった。しかし、WQHD解像度ではDDR5-4800/DDR5-5600より約2%、フルHD解像度ではDDR5-4800より5%、DDR5-5600より約3%高いフレームレートを記録しており、フレームレートを少しでも稼ぎたい場合にはメモリも高速なものを選択したい。
ベンチマークテスト:モンスターハンターワイルズ
テストセッションのラストは、ハンティングアクションの人気タイトル最新作「モンスターハンターワイルズ」のベンチマークテストを実行する。各種設定はデフォルトのグラフィックプリセット「高」、アップスケーリング「NVIDIA DLSS」、フレーム生成「ON」、アップスケーリングモード「バランス」、レイトレーシング「OFF」に設定。解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンで計測を行った。
重量級の最新ゲームということで、いずれの解像度でも大きな差は出なかった。「モンスターハンターワイルズ」のようなGPUの負荷が極端に高いゲームでは、メモリよりもグラフィックスカードに投資をしたほうがいいだろう。
コストパフォーマンスに優れる低レイテンシなCUDIMM
CFD Standardブランドとしては初のCUDIMMになる「W5CU6400CS-16GC38F」。CUDIMMの中では動作クロックこそ控えめだが、メモリタイミングが低く設定されていることもあり、JEDEC準拠のDDR5-4800やDDR5-5600に比べるとメモリ帯域はもちろん、レイテンシも高速化されている。さらに実際のアプリケーションでもPhotoshopによる画像処理や、比較的軽めで高フレームレートを狙うようなゲームを中心に確実に効果がある。
またCUDIMMはメモリ信号のノイズやジッターも少ないため、Intel Core Ultra 200Sシリーズと組み合わせるならパフォーマンスを重視するユーザーはもちろん、安定性を重視するユーザーにとっても魅力的な存在だろう。さらに「W5CU6400CS-16GC38F」は、CUDIMMの中では価格も控えめで手に取りやすい。気になっていたもののコストを理由に敬遠していた、という人でも気軽に使えるオススメなCUDIMMだ。
なおRyzenシリーズや第14/13/12世代Intel CoreプロセッサなどCKD非対応のCPUを使用している場合には、CFD Standardからは、CL38の低レイテンシ動作に対応するDDR5-6400 UDIMMメモリも発売されているため、そちらを選択するといいだろう。
提供:CFD販売株式会社