8Kポーリングレートに対応した“XM形状”の最新有線モデル「XM2 8K」
マウスを選ぶ際に最も重視するポイントを聞かれたら、多くの人が握り心地を左右する形状(シェイプ)と答えるのではないだろうか。マウスが手にしっくりと馴染むかどうかは、快適な操作には欠かせない要素。繊細かつスピーディな操作が要求されるゲーマーにとっては特に重要で、その理想とするカタチは使い手によって様々だろう。
今回主役の一つとして取り上げる
「XM2 8K」は、数あるマウスの中でも、とりわけ“つかみ持ち”にフォーカスした形状のゲーミングマウス。新興ブランドだったEndgame Gearを一躍名の知られた存在へと押し上げるキッカケになった「XM」シリーズ、その最新作にあたるハイパフォーマンスモデルだ。
最大の特徴は先ほど触れたように、つかみ持ちに(および“つまみ持ち”にも)最適な形状を追求した設計による、考え抜かれた握り心地。左右対称デザインと側面の逆ハの字形状がもたらす、強いフィット感とグリップ性が持ち味だ。
こうした独特の“XM形状”は過去の製品と同様ながら、「XM2 8K」はシリーズ中において最もパフォーマンスに特化した有線接続モデル。高速MCUのNuvoton M483を内蔵し、昨今のゲーミングシーンにおけるトレンドの一つと言える、最大8,000Hzの超高速ポーリングレートに対応している。
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どのカラーかはパッケージを見ればひと目で分かる。内部にはマウス本体とクイックスタートガイド、交換用マウスソールが収められていた
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また、マウスセンサーは最大26,000cpiのPixArt PAW3395を搭載し、最大加速度50G、トラッキング速度650IPSという、高精度かつ高速なトラッキングが可能だ。
マウスボタンは合計6ボタン構成で、メインの左右クリックには8,000万回耐久の「Kailh GX スイッチ」を実装。このクリックボタンはKailh共同開発のSPDTスイッチが採用されており、超低遅延の「GX Speed Mode」と安定性重視の「GX Safe Mode」を選択できる。
そのほか、外形寸法は幅66mm、奥行き122mm、高さ38mmで、重量は約52g。軽さにフォーカスしたモデルに比べればやや重さはあるものの、十分に軽量ゲーミングマウスの範疇だろう。