素材からこだわり抜いたドイツ生まれのゲーミングチェアブランド
初めにNitro Conceptsについて紹介しておこう。Nitro Conceptsは、ドイツ生まれのゲーミングチェアブランド「noblechairs」の姉妹ブランド。高潔、崇高、高貴といった意味を持つ「noble」を冠したnoblechairsは、ドイツ最大規模のPC系商社Casekingが手掛けるブランドのひとつ。そんなハイブランドで培った技術力をベースに、よりスポーティで低価格の製品をコンセプトに展開するゲーミングチェアブランドがNitro Conceptsだ。
COMPUTEX 2025でも巨大なブースを出展していたCaseking。自作PCやゲーミングデバイスを販売する欧州最大規模のオンラインショップ兼大手商社で、noblechairsはそのオリジナルブランドグループ「PRO GAMERSWARE」の一員
ゲーミングチェアメーカーの中には、OEM供給を受け自社ロゴを貼り付けるだけというブランドも少なくない中、ドイツ車に代表されるような質実剛健なモノづくりをモットーとし、ディティールまでこだわり抜いた素材のみを選んで製造。
品質を高めるため、チェアでは重要なウレタンフォームを作る機械やカッティングマシンはほとんどが日本製を使用し、中国の工場で製造されている。メーカー担当者によると「生産管理は徹底的に行っており、年に何度も足を運んで厳しくクオリティチェックを行っている」という。余談だが、責任者のひとりのJonas氏は、あまりにも中国に行く回数が多いため、現在は中国に住んでいるとか。
「S300 PRO」シリーズのブラックモデル
高いブランド力を裏付けるように、様々な企業とのコラボレーションモデルも展開。F1で活躍するMercedes-AMG PETRONAS F1 Teamやゲーム会社のフロム・ソフトウェア、ディズニー(マーベル、スターウォーズ)、さらには世界的なサッカーチームであるレアル・マドリード、ボルシア・ドルトムントとのコラボモデルも扱う(ライセンス許諾製品のため日本国内での取扱いは限定される)。
ちなみに今回主役として取り上げる「S300 PRO」シリーズは、ファブリック張りで極厚クッション採用により人気を博した「S300」の改良版。採用素材はそのままに、日本人の嗜好や特性を考慮したアーキサイトからの意見を採り入れ、脚部の強度アップと座面の高さを日本向けカスタマイズしたアップグレードモデルだ。カラーラインナップは、今回紹介するブラックのほか、レッド、ブルー、ミリタリーデザインで素材や質感が異なるデジタルカモフラージュが揃う。
「S300 PRO - DIGITAL CAMO」 実勢売価税込50,600円前後(2025年7月現在)
製品情報(アーキサイト )
Nitro Concepts「S300 PRO レッド」
実勢売価税込49,500円前後(2025年7月現在)
Nitro Concepts「S300 PRO ブルー」
実勢売価税込49,500円前後(2025年7月現在)
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その他、Nitro Conceptsで一番大きいラージサイズのゲーミングチェア「X1000 PRO」は、横幅の広いハイバックの背もたれとフィット感に優れたワイドな作りの座面が特徴。カラーはブラックのみながら、ゆったり座りたい人や体格の大きい人、身長の高い人におすすめだ。
Nitro Concepts「X1000 PRO」 実勢売価税込59,800円前後(2025年7月現在)
製品情報(アーキサイト )
また、高耐久ファブリック素材を採用するエントリーゲーミングチェア「E250」は、幅55cmのワイド座面に上半身をしっかりと支えるハイバック仕様の背もたれを採用するレーシングシートをモチーフにしたデザイン。安価なモデルながらリクライニングやロッキング機能も備える。
Nitro Concepts「E250」 実勢売価税込39,600円前後(2025年7月現在)
製品情報(アーキサイト )