|
|
サイコム「Silent-Master NEO B850A」 基本構成売価税込280,770円(2025年2月発売)
製品情報(株式会社サイコム)
|
Noctua空冷と選りすぐり静音パーツを組み合わせた「Silent-Master NEO」
今回検証を行うのは、サイコムが“究極の静音性”を謳う人気シリーズ
「Silent-Master NEO」に属する静音PCだ。静粛かつ確実な冷却を行う空冷最強メーカー・NoctuaのCPUクーラーと、複数の遮音材を備えた静音PCケースを組み合わせるのが基本構成。さらにPCケースに組み込む冷却ファンにも、厳選されたNoctua製ファンを採用するという「こだわりの空冷」がキーワードになっている。
そしてこれらのパーツチョイスだけに満足することなく、独自に公的第三者機関の無響室で静音・冷却検証を行うという徹底ぶり。こうした検証に裏打ちされた、単なる謳い文句に留まらない“究極の静音性”をもつPCが「Silent-Master NEO」シリーズというわけだ。
|
|
無響室に持ち込んで行われた「Silent-Master NEO」シリーズの検証風景。“究極の静音性”というキーワードは、徹底した検証に裏打ちされたものだ
|
さらにそのコンセプトを強化する要素として、サイコムオリジナルの超静音グラフィックスカード
「Silent Master Graphics」の存在も見逃せない。長尾製作所が手がけたファンカバーによりNoctuaの静音ファンをデュアルマウント、既製品に比べ大幅に静かなグラフィックスカードに仕上げられている。
2023年に初めて製品化されて以来ラインナップの拡充が続けられ、先月には
GeForce RTX 5070 Ti/RTX 5070/RTX 5060 Ti搭載モデルがリリースされたばかり。今回検証を行う「Silent-Master NEO B850A」の構成にも、この最新モデルが組み込まれている。
|
|
「Silent-Master NEO」シリーズのキモとなる、独自の静音グラフィックスカード「Silent Master Graphics」。標準構成に採用されるほか、新たにGeForce RTX 50シリーズ搭載モデルがラインナップに加わった
|
「Silent-Master NEO B850A」の基本構成
引き続き、今回の主役である
「Silent-Master NEO B850A」の基本構成をチェックしておこう。CPUは6コア/12スレッドのRyzen 5 9600Xで、その冷却にはNoctuaの定番サイドフロー型クーラーである
「NH-U12S」をチョイス。グラフィックスカードはNoctua製ファンを採用した、オリジナルのGeForce RTX 5060 Ti搭載モデル「Silent Master Graphics RTX5060Ti 16GB」が組み込まれる。
モデル名から分かる通りAMD B850チップベースのシステムで、マザーボードはASUSの人気シリーズから
「TUF GAMING B850-PLUS WIFI」を採用。メモリはDDR5-5600 16GB、ストレージはPCI Express 4.0(x4)に対応する
Crucial「T500」シリーズの1TBモデル「CT1000T500SSD8」を実装する。
そのほか、電源ユニットは80PLUS GOLD認証を取得した容量650Wの
「NeoECO Gold NE650G M」を搭載。さらに製品のコンセプトにおいて重要な位置を占めるPCケースは、遮音パネルを備えたCooler Masterの静音ミドルタワー
「Silencio S600」だ。先ほど触れたように、内部の前後ケースファンにもNoctua製の静音ファンが採用されている。