MSI「MAG CORELIQUID I360」の外観デザインをチェック
ここからは実際に「MAG CORELIQUID I360」をパッケージから取り出して外観をチェックしていこう。オールインワン型水冷ユニットというだけあって、ウォーターブロックとラジエーターはチューブで連結済み。さらに前述の通り、3基の120mmファンもラジエーターに固定された状態で梱包され、デイジーチェーンケーブルも接続済みのため取り出してすぐに使うことができる。
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3基の120mmファンは配線ずみの状態であらかじめラジエーターに装着されていた。さらにウォーターブロックにはIntel/AMD両対応の「UNIブラケット」も取り付けられており、ユーザーの手間をできる限り減らそうという意図が見える
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デュアルサイドインフィニティミラーと直径64mmの大型銅製ベースプレート搭載
ウォーターブロックのトップとサイドにはトライアングル形状のインフィニティミラーを搭載。PCの電源を入れると内蔵されているアドレサブルRGB LEDが発光し、特徴的なイルミネーションを楽しむことができる。ただし、インフィニティミラーの向きを変更するギミックはないため、基本的にウォーターブロックの取り付け位置はウォーターチューブが下に来る方向で固定になる。
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トップとサイドの2面にインフィニティミラーを搭載。なおトップのインフィニティミラーにはMSIロゴがあしらわれている
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そしてオールインワン型水冷ユニットの冷却性能で重要な要素になるベースプレートを確認すると、直径64mm、ヒートスプレッダとの接触部が直径50mmの大型銅製ベースプレートを実装する。さらに従来より溝の高さを増やした0.1mm幅のマイクロチャネル構造により、CPUから発生した熱を効率よくクーラント液に移動できるように設計されている。
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直径64mmの大型銅製ベースプレートを搭載。またIntel/AMD両対応のブラケットもあらかじめ装着済み
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柔軟なナイロン編組EPDMウォーターチューブ
ウォーターチューブは温度耐性に優れ、腐食に強いナイロン編組EPDMチューブで、クーラント液の蒸発を防ぎ、長期間安定した性能を維持することができる。また柔軟性にも優れており、ウォーターブロックの取り回しに困ることもないだろう。
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ウォーターチューブの長さはウォーターブロックのコネクタ部から、ラジエーターのコネクタ部まで実測約400mm、太さは実測で直径約12mmだった
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