Fractal Designがリリースした初のゲーミングヘッドセット
Fractal Designがヘッドセットを?と驚いた人も多かったことだろう。今回の主役であるゲーミングヘッドセットの
「Scape」が初めて披露されたのは、COMPUTEX TAIPEI 2024に合わせて台北101で開催された新製品発表イベントだった。
【関連記事】COMPUTEX:Fractal Designが初めて手がけた、Fractal製ケースとも調和するチェア&ヘッドセット(2024.06.11 18:00 更新)
“本業”にあたる
「Mood」や
「Era 2」といったPCケースが並ぶ会場にて、ゲーミングチェアの
「Refine」とともに、まったく新しいプロダクトとして登場。それから約1年を経て、今年の6月より国内市場での販売が開始されている。
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COMPUTEX TAIPEI 2024期間中にプライベート発表会でお披露目された「Scape」。「North」風ケースに収まったRaspberry Piに接続されてデモされていた
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初めて手がけるカテゴリの製品ながら、なぜかあまり違和感を覚えない理由は、FractalのPCケースと共通する雰囲気を漂わせるそのデザインだろう。
無駄を削ぎ落としたミニマルかつ洗練されたビジュアルは、いわゆるスカンジナビアデザインを地で行くもの。柔らかなファブリックに流れるようなフォルム、要所にメタル合金をアクセントとして取り入れた、格調高いデザインに仕上げられてる。
カラーバリエーションは、
「Scape Dark」(型番:FD-HS-SCA1-01)と
「Scape Light」(型番:FD-HS-SCA1-02)からなる2色だ。
カスタムチューニングされた大口径ドライバーを搭載するとされ、調整可能なEQプリセットによる没入感あるゲームオーディオを謳う。また、マイクは(本体内蔵マイクに加えて)フリップミュートに対応する着脱式のスーパーワイドバンドマイクを備えている。
そして接続インターフェイスは2.4GHzワイヤレスのほか、複数デバイスと接続可能なBluetooth 5.3、さらに有線USBに対応。いわゆるトライモード接続のワイヤレスヘッドセットだ。
2.4GHzワイヤレス接続には付属のUSBドングルを使用し、LC3plusコーデックによる低遅延通信と24bit/96kHzのハイレゾ再生に対応。ゲーミングシーンでの運用に耐える応答性能とリッチな音質を両立させている。
そのほか、ワイヤレス接続時のバッテリライフは最大40時間(ライティングOFF)。本体の充電所要時間は3時間未満とされ、15分の充電で約4時間再生可能な急速充電機能も備えている。
さらに製品には、マグネットアシスト付きの専用ワイヤレス充電スタンドが付属。スタンドから持ち上げるだけで接続を再開、スムーズに使用可能だ。