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ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは人気オンラインRPGの最新ベンチマークである「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」からチェックする。グラフィックス設定は“最⾼品質”で、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類で計測を⾏っている。
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4K解像度では、グラフィックスカードへの負荷が高いためいずれのメモリでも大きな差は出ていない。ただし、WQHD解像度ではDDR5-4800やDDR5-5600より約5%、フルHD解像度では約8%に差が広がり、高速・低レイテンシなメモリを使用するメリットが大きくなる。
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続いて、オープンワールドアクションゲーム「Watch Dogs Legion」のベンチマーク結果を確認していこう。グラフィック品質とレイトレの反射効果は「最大」、DLSSは「バランス」に設定して、解像度はフルHD/WQHD/4Kの3パターンで計測を行った。
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こちらもやはり4K解像度ではグラフィックスカードの負荷が大きいためメモリスピードによる差はなかった。しかし、WQHD解像度ではDDR5-4800/DDR5-5600より約2%、フルHD解像度では約13%もの差がついており、解像度を控えめにしてフレームレートを稼ぎたい場合にはメモリもできるだけ高速なものを用意したい。
「CP2K16G64C32U5W」は、Ryzen 8000GシリーズのGPU性能を効率よく引き出すことができる、いわゆる“スイートスポット”のDDR5-6400に対応しているため、APUとの組み合わせを検討している人もいるだろう。そこでテストセッションのラストは、Ryzen 7 8700Gに載せ替えて内蔵GPUの性能がどのように変化するか確認していこう。
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| Ryzen 7 8700GでもAMD EXPOのプロファイルを読み込むだけでDDR5-6400での動作が可能だった | |
なお内蔵GPUでの検証ということで、ベンチマークには「ファイナルファンタジーXIV︓黄金のレガシー」を使用し、解像度はフルHD、描画品質は「標準品質(デスクトップPC)」「高品質(デスクトップPC)」「最高品質」の3種類で計測を行った。
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DDR5-5600との比較でも4K/WQHDは約17%、フルHDでは約22%、DDR5-4800との比較では4K/WQHDは約20%、フルHDでは約30%も上回るスコアを記録し、Ryzen 8000Gシリーズで低レイテンシな「CP2K16G64C32U5W」を使用するとグラフィックス性能を大きく引き上げることができる。またDDR5-5600とDDR5-4800を比較すると4K/WQHDは約3%、フルHDでは約6%の差がついており、レイテンシよりはメモリスピードのほうが重要なことがわかる。
CPUやグラフィックスカードに比べると、正直メモリがPCのパフォーマンスに与える影響は限定的だ。とは言え、今回の検証を見て分かる通り、マルチスレッドに最適化されたアプリケーションや画像処理、ゲームではオーバークロックメモリを選択するメリットは確実にある。 特に解像度や描画画質を抑えつつ高フレームレートを狙いたいゲームでは、メモリ帯域がボトルネックになることが多いことから、高速でレイテンシも低い「CP2K16G64C32U5W」は良い選択肢になるだろう。
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そしてちょうどスイートスポットのメモリスピードということもあり、Ryzen 8000Gシリーズとの相性も抜群だ。現在をこれらのAPUでDDR5-4800やDDR5-5200クラスのメモリを使っているなら、劇的にグラフィックス性能を引き上げられる「CP2K16G64C32U5W」へのアップグレードを強くおすすめしたい。 なお現在メモリは急激な在庫不足により価格が急騰しているが、関係者によればこの状況は今後数年単位で続く可能性もあるという。もしメモリが必要なら、今以上に価格が上昇したり、購入が難しくなる前に購入をしたほうがよいだろう。
提供:Crucial