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パフォーマンス検証が一段落したところで、「Radeon RX 9070 XT Taichi White」が搭載する3連ファンクーラー「Taichi 3X Cooling System」の冷却性能をチェックする。ストレステストの「Steel Nomad Stress Test」を使用し、フルロード時にどのような挙動を示していたのかを見ていこう。
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動作クロックは常に一定で安定していたほか、GPU温度はわずか50℃程度。「Taichi 3X Cooling System」は、Radeon RX 9070 XTの発熱を十分すぎるほど冷やし切れている。ファン回転数も900~1,300rpmと余裕があり、風切り音は聞こえるもののモーターの駆動音はなし。フルロード時こそPCケース内部に閉じ込めても若干耳に届くレベルの騒音だが、ゲームプレイ中はサウンドに紛れてしまう程度と思われる。
最後は「Radeon RX 9070 XT Taichi White」の消費電力をチェックし、各種検証を締めくくろう。ストレステストの「Steel Nomad Stress Test」を動かした際の最大値を高負荷時、起動直後10分間放置した際の最低値をアイドル時として、ワットチェッカーで計測を行った。
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アイドル時は瞬間的に100W近くまで上昇するシーンがあったものの、ほぼ70W台前半と落ち着きのある挙動。フルロード時もほぼ440W前後で推移しており、推奨容量である850Wの電源ユニットを搭載していれば、全く問題ない消費電力に収まっていた。 ちなみにBIOSモードを”Quiet”にするとアイドル時で20W、テスト中は40Wほど低下するものの、ゲームでFSR 4の設定が出なくなった(FSR 3は利用可能)。パフォーマンスを追求したい場合は、制限なしに動作するPerformanceモードを選択しておこう。
優れたパフォーマンスをもつRadeon RX 9070 XT搭載モデルだけはあり、重量級タイトルの4Kプレイが狙えて、なおかつ実用的なレイトレーシング性能も備えていた「Radeon RX 9070 XT Taichi White」。自慢の3連ファンクーラーはGPUの発熱を50℃程度に抑え込める実力があり、安定してピーク性能を維持できる。騒音も十分に許容範囲内であり、極めて完成度の高いグラフィックスカードに仕上がっていた。
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もっともこうした性能に関してはベースモデルと同等ながら、やはり「Radeon RX 9070 XT Taichi White」をチョイスする直接の動機付けになるのは、この映えるデザインだろう。クリアパーツを要所に使用したホワイトカラーのボディは、嫌味なく適度に光るイルミネーション、さらにLCDスクリーンと相まって、非常に洗練された印象を受ける。 特に新装備のLCDスクリーンは、システム情報の確認のように実用的な使い方はもちろん、自分のスタイルに合わせてカスタマイズできる画像やアニメーションにより、PCをワンポイントで際立たせるギミックとして機能する。ホワイトを基調としたコーディネートでPCを仕上げる際の、最高のラストピースになってくれそうだ。
提供:ASRock Incorporation