左右で構造の異なるサイドパネルを見ていこう。マザーボードやグラフィックスカードが収まる左側面は、ほぼ全面に1.2mm幅の「Vent Holes」を備えた通気仕様だ。ここからもMiniArt 4の高エアフロー志向が見て取れる。 パネルサイズは実測で幅約360mm、高さ約320mm。シャーシへの固定には「Tool-free Fixing Studs」を用いたツールフリー機構が採用され、着脱は容易だ。なお通気孔の裏側にダストフィルターは装備されていない。

一方の右サイドパネルはソリッド仕様。サイズは左パネルと同じく幅約360mm、高さ約320mmで、着脱方法も同様のツールフリー構造となっている。
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| 下部をシャーシに引っ掛け、上部2箇所の「Panel Clip」で固定する構造。工作精度も高く、隙間なく密閉されている | |
背面に回り込み、リアパネルのレイアウトを確認する。ATX対応のミドルタワーとは異なり、ミニタワーは設計の自由度が高い。MiniArt 4も例外ではなく、背面からその独自性を読み取ることができる。

もっとも大きな違いは、一般的な電源ユニット用カットアウトが存在しない点だ。代わって最上部左側に電源インレットを備え、電源ユニットを内部マウントする構造であることが分かる。そのほか、中段右側には標準搭載ファン、左側の縦長開口部にはマザーボードI/Oバックパネル、下段には4段分の拡張スロットブラケットを備える。
次にシャーシ底面を確認してみよう。まず目に付くのは、ほぼ全面を覆う大判ダストフィルターの存在だ。スチール製シャーシにマグネットで固定されたフィルターは、実測で幅約178mm、奥行き約350mm。容易に着脱できる仕組みは、付着したホコリの除去などのメンテナンス性が考慮されている。

そして大判ダストフィルターを外すと、シャーシ面には通気孔が設けられており、標準装備品の冷却ファンが固定されている。これについては、後ほど詳しく解説しよう。

さらに確認すると、四隅にはプラスチック製の台座がネジ留めされていた。高さは約15mmで、設置面との間に空間を設けている。また接地面には滑り止め用のゴムパッドを備えている。
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| 大判ダストフィルターを外したシャーシ底面の様子。中央から後方には標準装備品の120mmファン2基が確認できる |
| L字型の台座と設置面の隙間は約15mm。空間を設けることで、ボトムファンのスムーズな吸気ができるようになる |