Adobe「Lightroom Classic」を使ったRAW現像時間を確認していこう。テストでは解像度7,040×4,688ドットのRAWデータを100枚用意し、jpgに現像する時間を5回測定。その最高値と最低値を除く3回分の平均値をスコアとしている。
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結果を確認すると、SATA 3.0接続のUltimate SU650が16.41秒要したのに対して、「LEGEND 860」は12.27秒で完了した。その差は30%以上もあり、RAW現像でもSATA 3.0 SSDからNVMe M.2 SSDへと移行するメリットはある。一方で、LEGEND 860とMARS 980 BLADEの比較ではその差は約12%で、何千枚もの大量データを一括でバッチ処理するようなプロユースでない限り、LEGEND 860でも十分なパフォーマンスを発揮する。
最後にAdobe「Premiere」を使った動画のエンコード時間を確認していこう。テストでは6分間の4K動画をH.265の4K動画に変換する時間を5回測定。その最高値と最低値を除く3回分の平均値をスコアとしている。
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Adobe「Premiere」では、データの転送時間よりもエンコードに掛かる時間のウェイトが大きいため、Ultimate SU650とMARS 980 BLADEとの比較でもその差は7%しかなかった。より大容量な6Kや8Kデータであればもう少し差が広がる可能性はあるが、4Kクラスの動画編集までであれば、今回の3モデルはどれを選んでもそれほど大きな違いはないだろう。
AI特需によりSSDの品薄と高止まりが続くなか、安定した製品供給を維持しているADATA製SSD 3モデルをチェックしてきた。PCI Express 5.0(x4)対応のフラッグシップ「MARS 980 BLADE」は、シーケンシャル、ランダムとも現行SSDの中では最速クラス。プラットフォーム側の対応は必須だが、パフォーマンスを重視するのであればこれを選択しておけば間違いない。 そして、今回の検証で最も印象的だったのは「LEGEND 860」になる。インターフェイスの帯域制限により、転送速度こそ「MARS 980 BLADE」に比べると半分程度に留まるが、実際のゲームやRAW書き出しでは10~20%の差に縮まり健闘している。原稿執筆時点の価格は税込29,800円からとコストパフォーマンスも良好。この価格なら、PCI Express 3.0(x4) SSDの代替えとしても積極的に検討する価値がある。
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一方、SATA 3.0接続の「Ultimate SU650」については、上位2モデルとの性能差が顕著で、NVMe SSDが使える環境であれば敢えて選択する理由はない。ただし、2.5インチベイしかない旧型ノートPCのアップグレードや、M.2スロットがすべて埋まっている場合には、大容量で書込耐久性にも優れる貴重な存在になるだろう。 ADATAからは、今回紹介した3製品以外にも、ユーザーのニーズに応える豊富なラインナップが揃っている。今回のレビューを参考に自身の用途に最適な製品を見極めてほしい。
提供:ADATA Technology