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まずはストレステストの大定番であるOCCTの最新バージョン「OCCT 16.1.1」を実行。テストプリセットには、CPUとGPUの両方に最大級の負荷をかける「Power」を選択し、テスト時間は30分間に設定した。 なおテスト中の消費電力をiCUEソフトウェアでモニタリングしたところ、OCCT実行時はシステム負荷率80%を超える最大989Wをマーク。ピーク時以外も850~950Wを推移するなど、強力な負荷がかかっていた。
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ATX 3.1とPCI Express 5.1規格のデザインガイドでは、+12Vレールが+5%/-7%、GPU(12V-2×6)レールは5%/-8%の電圧変動が許容されている。この範囲内であれば規格上問題ない動作とされるところ、ATXとCPUはいずれも0.5%程度の上振れに留まった。フルロード時の挙動は特に安定しており、ATXは12.01~12.02V、CPUに至っては12.02Vピタリと、まったくと言っていいほどブレなく動作している。 最も変動幅が大きいのはGPUだが、それでも0.5%/-0.3%という驚きの安定動作。フルロード時も11.96~11.97Vというほぼ一定の出力を維持できており、かなり厳格な電圧レギュレーションが設定されているようだ。
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次は主にグラフィックスカードに強い負荷をかける3Dベンチマークテストである、「3DMark」に収録されたストレステストを実行しよう。DirectX 12対応の4Kテスト「Steel Nomad」をベースとした「Steel Nomad Stress Test」をチョイス、先ほどと同様に30分間に達するまでループで連続動作させた。 消費電力はOCCT時には及ばないものの、最大807Wまで上昇。システム負荷率はより現実的な負荷と言える70%に迫る程度で、概ね700~780Wで推移していた。
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ATXとCPUの挙動はOCCT時とほぼ同様で、最大でもアイドル時に記録した約0.5%の上振れのみ。フルロード時の挙動が安定している点も変わらず、ほとんど誤差と言っていい数値の動きしかなかった。 一応変動幅の大きさではGPUが最も目立つものの、0.5%の上振れと0.7%ほどの下振れを記録したのみ。フルロード時に11.92~11.93Vで安定しているのも同じで、極めて安定した動作を示してくれた。
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次もグラフィックスカードに負荷をかけた際の挙動をチェックするため、、「Cinebench 2026」が搭載するGPUテストを実行した。テスト項目は30分間連続でテストを実行する「Minimum Test Duration:30 minutes」を選択している。 短いテストループを繰り返すため、消費電力は200~700Wの範囲で推移。最大でシステム負荷率約60%の741Wまで上昇していた。
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短いスパンのテストが繰り返される影響は出力の変動にも現れており、負荷がかかってすぐにアイドル状態に戻り、また負荷がかかるという忙しい挙動になっている。 それでも全体の変動幅は極めて微小であり、ATXとCPUはともに0.5%以下の上振れのみに留まった。GPUもグラフの波形こそ上下に動いているものの、上振れは0.5%以下で下振れも0.2%以下でしかない。断続的な負荷が繰り返されるようなシチュエーションであっても、ブレのない電力供給が可能というわけだ。