Thermaltake的、新しいPCの魅せ方
今年2月より販売が開始され、ファーストロットがサクッと完売した「The Tower 100」。2017年4月に発売されたフルタワー
「The Tower 900」は兄貴分にあたり、同じくフロント・両サイドの3面に強化ガラスが装着されている。国内代理店の株式会社アスク(本社:東京都千代田区)はこのスタイルを
ショーケースのようなデザイン設計と表し、新しい魅せるカタチをアピールしている。
なお今回検証を行う実機は
ブラック(型番:CA-1R3-00S1WN-00)だが、近頃人気の
ホワイト(型番:CA-1R3-00S6WN-00)もラインナップされている。
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自作PC界隈では、現在ホワイトパーツがちょっとした人気。ホワイト(型番:CA-1R3-00S6WN-00)は細部も白に塗装された美しい筐体で、どちらも甲乙付け難い。内部構成パーツのコーディネートから自作PCを存分に楽しめるベース筐体だ
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「Dismantlable Modular Design」採用で優れたユーザビリティ
ThermaltakのPCケースの多くは、実際にひとつひとつが取り外せる設計が特徴。「The Tower 100」も同様に
Dismantlable Modular Designが採用され、組み立てやすさとメンテナンス性の向上が徹底されている。パーツ点数が多くなると製造コストが上昇するはずだが、易々とポリシーを曲げないところが、Thermaltakeのスタイルだ。

組み込みセッションで詳しく解説するが、内部容積が限られたコンパクトな筐体だからこそ、Dismantlable Modular Designの利便性をより強く感じる事ができる。外せるところは外し、楽に組み込むことができる「The Tower 100」は、優れたユーザビリティを実現したミニタワーなのだ。
スペック表に見るThermaltake「The Tower 100」
実機に触れる前に、スペック表から「The Tower 100」の概要を把握しておこう。対応フォームファクタはMini-ITXのみで、ミニタワー型PCケースにカテゴライズされる。主たる素材はSPCC(冷間圧延鋼板)で、3面には4mm厚の強化ガラス、副素材にプラスチックが使用されている。
外形寸法は幅266mm、奥行き266mmの正方形。高さは462.8mmと、ちょっとしたコンパクトミドルタワーPCケース並のサイズだ。なお重量は6.1kgとされ、強化ガラス製サイドパネルを複数使用しているため、ミニタワー型PCケースとしてはそこそこ重量がある。