Core i9-13900K:PL1/PL2=253W設定時の冷却性能をチェック

Core i7-13700のテストが一段落したところで、続いて第13世代Intel CoreプロセッサのハイエンドモデルCore i9-13900Kでも冷却性能を確認していこう。なおPower LimitはPL1、PL2とも253Wに設定した状態で検証を行った。

まず「OCCT 12.1.4」の結果を確認すると、Power LimitはPL1/PL2とも253Wに設定しているが、実際のPackage Powerは150W前後で推移。CPU温度も
65℃前後までしか上がらなかった。また「CINEBENCH R23」ではPackage Powerは200~230Wに増加しているがCPU温度は
80℃前後までしか上がらず、CPUの発熱を完全に押さえ込むことができている。
Core i9-13900K:PL1/PL2=253W設定時のファン回転数と騒音値をチェック

「OCCT 12.1.4」のファン回転数は
1,500rpm前後、ノイズレベルは
40~45dBAで、Core i7-13700のPL1/PL2=219W設定時よりは風切り音は小さくなっている。一方、「CINEBENCH R23」では、ファン回転数はやはりフル回転の
1,950rpm前後、ノイズレベルも
51dBA前後まで上昇した。CPUの許容する最大温度まではまだ約20℃の余裕があるため、ファンの回転数を調整してみるのもいいだろう。