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ASRock「X870E Taichi」 市場想定売価税込89,800円(2024年10月4日発売)
製品情報(ASRock)
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最新機能を贅沢に詰め込んだ最上位マザーボード「X870E Taichi」
今回主役として取り上げるのは、AMDの最新プロセッサRyzen 9000シリーズ対応マザーボードとしてASRockが投入する、フラッグシップモデルの
「X870E Taichi」だ。いまや不動の看板シリーズとして広く認知されている
「Taichi」の最新作として、数あるラインナップの中でも一際多くの注目を集めている。
まずはその機能や装備の概要からチェックしていこう。チップセットはデュアルチップ構成のAMD X870Eを搭載、フォームファクタはE-ATXだ。
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COMPUTEX TAIPEI 2024におけるプレスカンファレンスで初めて披露された「X870E Taichi」
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信頼性に直結する電源回路は、昨今のハイエンドモデルで定番となった
Smart Power Stage(SPS)を採用する24+2+1フェーズもの大規模回路を搭載。さらに従来から大容量化した特別製の
20Kブラックコンデンサを組み合わせ、高負荷動作時の安定性を向上させている。映えるイルミネーションを内蔵させた大型ヒートシンク(安定動作のためのMOSファンも内部に備えている)も外観上のトピックだろう。
また、
サーバーグレードの低損失8層PCBとSMT(表面実装技術)により、メモリ信号を安定化。最大8,200MHzのオーバークロックメモリをサポートする。
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フラッグシップモデルらしい24+2+1フェーズ構成の電源回路を搭載。それを構成するコンポーネントも特別製だ
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そして利便性の向上も新世代マザーボードのテーマになっており、大型グラフィックスカードの取り外しを容易にする
「グラフィックカードEZリリース」を初搭載。誤作動を防ぐために一般的なボタン式ではなくスライド式を採用した点は、数多くの検証を経た上でのASRock的解答だという。
同様にM.2ヒートシンクにもスライド式のクイックリリース機構を導入。さらにそのヒートシンクも高品質PCBを有効活用して放熱するという、珍しいアプローチを採用した
「M.2サンドイッチヒートシンク」が搭載されている。実際にどれほどの効果があるかについては、後ほどテストセッションにてチェックしてみよう。
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スロットを覆い隠してしまう大型カードも楽に取り外せる「グラフィックカードEZリリース」を搭載。開発にあたっては、既存の機構を徹底検証してスライド式を選択したという
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そのほか、コネクタ部に電磁干渉耐性の独自技術が使われている
「5Gbps LAN」を搭載し、最新の
Wi-Fi 7に対応するなどネットワーク機能も強力。それ以外のインターフェイスも充実しており、最新の
USB4ポートをデュアル搭載、8Kポーリングレートのマウス・キーボードなどをフル活用できる低ジッター・低レイテンシの
「Lightningゲーミングポート」も備えている。さすがはフラッグシップモデルという、まさに全部入りな構成だ。
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シリーズのロゴマークを大きくデザインしたパッケージ。裏面には機能やトピックに加え、詳細な仕様を網羅。付属品として各種ケーブルやロゴ入りキーキャップなどが同梱されていた
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