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FSP「VITA GM 1000W」(型番:VITA-1000GM)
市場想定売価税込26,680円(2025年1月10日発売)
製品情報(FSP)(株式会社アユート)
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最新規格に準拠したリーズナブルなGOLD認証電源「VITA GM 1000W」
年明け以降、GeForce RTX 50シリーズの相次ぐ怒涛のリリースに続き、Radeon RX 9070シリーズもAMD GPUとして異例の大ヒットになるなど、いまグラフィックスカード市場がアツい。その最新グラフィックスカードと合わせて、買い替え需要から注目度が増しているのが電源ユニットだ。
TGPが600Wに迫るGeForce RTX 5090を筆頭に、最新グラフィックスカードはとかく“大食い”なGPUが多い。新世代のコネクタが要求される場合もあり、この機会に最新の大容量電源ユニットに刷新したい、と考えているユーザーも多いのではないだろうか。
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COMPUTEX TAIPEI 2024のFSPブースでは、「VITA GM 1000W」も最新モデルの一つとして紹介されていた
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今回取り上げるのは、そうしたニーズに応えるべくFSPから1月に発売された「VITA GM」シリーズの1000Wモデル
「VITA GM 1000W」だ。電源メーカー屈指の老舗が手がけた製品ながら、
ATX 3.1および
PCI Express 5.1の最新規格に準拠した1000Wモデルとしては最安クラス。実勢売価にして税込24,800円ほどで販売されている。
80PLUS GOLD認証に加えて、より厳格な
Cybenetics GOLD認証を取得した電源ユニットで、奥行きが140mmに切り詰められたコンパクトデザインが特徴。ケーブルタイプはフルモジュラー仕様、最新グラフィックスカード用に信頼性を高めた
12V-2x6コネクタも標準装備している。
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コンパクトな筐体を採用するフルモジュラー仕様の1000Wモデル。内部構造にも信頼性に優れた部材が採用されているようだ
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そして内部構造に関しては、LLC共振コンバータやDC to DC回路などで構成されたスタンダードな設計を採用するとともに、
コンデンサは日本メーカー製の105℃品を搭載。FSPの電源製品としてはミドルレンジに位置付けられるシリーズながら、高い信頼性を担保するために高品質部材が採用されている。+12Vは扱いやすいシングルレーン設計(最大83.33A)であり、パワフルなハイエンドパーツの組み合わせでも(ごく一部を除き)問題なく動かすことが可能だ。
また、冷却機構には120mm径のHydraulicベアリングファンを搭載。平均騒音25dBA以上30dBA未満の基準を満たす
Cybenetics LAMBDA静音認証の
「A-」を取得した、優秀な静粛性も大きなトピックだろう。
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パッケージには、日本メーカー製コンデンサの採用や10年保証など主要なトピック、基本仕様やケーブル構成が記載されている
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そのほか、過電圧保護(OVP)/低電圧保護(UVP)/電流保護(OCP)/過負荷保護(OPP)/短絡保護(SCP)/過熱保護(OTP)の各種保護回路を搭載。MTBFは100,000時間とされ、メーカーサポートは最長クラスの10年保証が提供される。
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80PLUS TITANIUM認証の上位モデル「MEGA TI」シリーズも販売されている。エルミタ編集部では、特別に機材提供を受けたGDM刻印入りの「MEGA TI 1650W」(1650Wは国内未発売)がテスト環境にて稼働中だ
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