CORSAIR「FRAME 4000D」外観デザインチェック
ここからは冷却ファン非搭載のベーシックモデル「FRAME 4000D」をパッケージから取り出し、外観スタイルからチェックを開始しよう。取り上げるのはブラックで、艶消し塗装は照明によってギラつきやテカリがなく、発光パーツを敢えて避ければオフィスユースにも十分に似合う、主張を抑えたPCに仕上げる事もできる。
「3D Y パターン」スチール製フロントパネル
まずは常に目にすることになるフロントパネルデザインを念入りに見ていこう。見た目の印象から、エアフローを重視した設計がコンセプトである事は明らか。さらに9割方通気孔としたフロントパネルを間近に見ると、立体的な細工が施されている。これは
「3D Yパターン」と呼ばれ、従来より最大で12%以上のエアフロー向上を実現しているという。

さらに斜めから観察すると、規則正しく波を打つようなデザインの連続が高い通気性を確保。遮るものを最小限に抑える設計から、スムーズなエアフローによる冷却性能向上が果たされている。

そしてデザイン面にも優れ、真正面からはY字に見える意匠はFRAME 4000Dにクールな印象を与えている。これはブラック色に限らず、ホワイト色でも違和感なくマッチしており、色選択を迷わせる"プラス要素”にもなっている。

フロントパネルはスチール製で、シャーシへの固定はボール状の突起とキャッチ(固定具)による
ボールスナップを採用。工具不要で簡単に着脱ができるようになっていた。
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スチール製フロントパネルを外すと、マグネット固定式のダストフィルターが装着されていた
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スイッチ、フロントアクセスポート
フロントパネル下部にはスイッチおよびアクセスポートが装備されている。左端の円形ボタンはPowerスイッチ、その右隣はヘッドホン/マイクコンボジャック、さらにUSB 3.2 Gen 1 Type-Ax2ポート、USB 3.2 Gen 2 Type-Cx1ポートが並ぶ。なお、Powerスイッチの外周は起動時にホワイトに発光する。
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スイッチおよびアクセスポートがシャーシ底面よりも下の位置にあるため、ケーブル類が剥き出しになってしまう。そこで編組ケーブル収納スリーブにより束ねられた状態でPCケース内部に配線。処理の仕方としては珍しスタイルが選択されている
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USB 3.0コネクタ
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USB 3.2 Gen 2 Type-Cコネクタ
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フロントパネル用コネクタ
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HD Audioコネクタ
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