Ryzen 9 9950Xで冷却性能をチェック
Ryzen 7 9800X3Dに対しては十分な冷却性能を発揮した「MasterLiquid 360 Ion White Edition」。続いて、Ryzen 9000シリーズの中ではTDP、ブースト時のクロックとも最も高いRyzen 9 9950Xで冷却性能をチェックしていこう。
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TDPはRyzen 9000シリーズでは最高の170W。またRyzen 9 9950X3Dよりもブースト時のクロックは若干だが高くになる
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Ryzen 7 9800X3Dと異なり、Ryzen 9 9950Xでは「OCCT 14.0.0」のPackage Powerのほうがやや低くなった。CPU温度も
平均約74℃、最高温度も
78.5℃までしか上がらず、CPUの熱を完全に抑え込むことができている。
またPackage Powerが200W前後まで上昇する「Cinebench 2024」でも、CPU温度は
平均約81℃、最高温度も
83.9℃で頭打ちになり、いずれもRyzen 7 9800X3Dより低くなった。
Ryzen 9 9950Xの騒音値

「OCCT 14.0.0」のファン回転数はおおむね
2,100rpm前後で、騒音値は
42~43dBAの間で推移していた。また「Cinebench 2024」では、若干CPU温度が高くなるためファン回転数は
2,300rpm前後、騒音値は
43~44dBAへと上昇した。