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GIGABYTE「Radeon RX 9070 GAMING OC 16G」(型番:GV-R9070GAMING OC-16GD)
市場想定売価税込114,800円前後(2025年3月7日11:00発売)
製品情報(GIGABYTE)
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コア数と動作クロックを抑えたAMDの最新アッパーミドル「Radeon RX 9070」
本題に入る前に、AMD「Radeon RX 9070」について簡単におさらいをしておこう。WQHD解像度から4K解像度をターゲットにするアッパークラスの製品で、上位モデルである「Radeon RX 9070 XT」に比べると、コンピュートユニット数やストリームプロセッサ数、レイアクセラレータ数などはいずれも約9割弱に。ブーストクロックも2.97GHz→2.52GHzへと抑えられている。
一方、コアアーキテクチャは最新のRDNA 4で、メモリ周りについてはバス幅、メモリ容量、メモリスピード、Infinity Cache容量とも全く同じ。さらにRadeon RX 9070 XTでは高めに設定されているTBPは304W→220Wへと80W以上も低下している。これはAMDが直接のライバルとしているGeForce RTX 4070 Ti(TBP285W)やGeForce RTX 5070(TBP250W)と比較しても競争力のある数字といえるだろう。
また販売価格はRadeon RX 9070 XTを搭載したモデルより、おおむね10,000円~15,000円安く、ビデオメモリ16GBのグラフィックスカードの中では比較的手頃に購入することができる。
WINDFORCE冷却システムを採用した「Radeon RX 9070 GAMING OC 16G」
そんなRadeon RX 9070を搭載するグラフィックスカードが今回の主役である
「Radeon RX 9070 GAMING OC 16G」だ。VGAクーラーには2.5スロットを占有するオリジナルトリプルファンクーラー
「WINDFORCE冷却システム」を装備。冷却ファンは、従来より風量を最大12.5%、静圧を最大53.6%向上した
「ホークファン」で、隣接するファンの回転を逆向きにすることで乱流を抑える
「オルタネートスピニング」に対応する。
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2.5スロットを占有するオリジナルトリプルファンクーラー「WINDFORCE冷却システム」を標準装備
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さらに大型の銅製ベースプレートとコンポジットヒートパイプを組み合わせたヒートシンクや、VRAM、MOSFETの熱を素早くヒートシンクに移動する
「サーバーグレードの熱伝導性ゲル」、セミファンレス機能
「3Dアクティブファン」、スリーブベアリングの2.1倍の製品寿命を誇る
「グラフェンナノ潤滑剤」、最高品質のメタルチョークコイル、低ESRな固体コンデンサ、2オンス銅PCB、RDS(on)MOSFETなど
「Ultra Durable」認定を取得したパーツなどを採用する。
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「GAMING」シリーズのロゴが大きくデザインされたパッケージ。裏面には製品の特徴やGIGABYTE独自技術についての解説が記載されている
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そして、これら高品質な設計と高い冷却性能に支えられ、コアクロックはブーストクロック2,700MHz(定格2,520MHz)、ゲームクロック2,210MHz(定格2,070MHz)へとオーバークロック済み。その他、ストリームプロセッサ数は3,584基、メモリスピードは20Gbps、メモリバス幅は256bitで、GDDR6 16GBのビデオメモリを搭載する。
なお上位モデルとしてRadeon RX 9070 XTを搭載した
「Radeon RX 9070 XT GAMING OC 16G」(型番:GV-R9070XTGAMING OC-16GD)も用意されている。