ベンチマークテスト:3DMark:Steel Nomad
続いて、APIにDirectX 12を使用する4K解像度の最新ベンチマーク「Steel Nomad」のスコアを確認していこう。
ラスタライズを使用するベンチマークでは最高クラスに重いテストだが、総合スコアは5,932、フレームレートは59.33fpsをマークしており、APIにDirectX 12を使用するゲームなら、超解像技術を使わずに4K解像度で快適なゲームプレイが可能だろう。またGeForce RTX 5070やGeForce RTX 4070 Tiとの差は約18%で、ワンランク以上上のパフォーマンスを発揮する。
ベンチマークテスト:3DMark:Time Spy
続いてDirectX 12を使用する定番ベンチマーク「Time Spy」のスコアを確認していこう。なお今回はハイエンドグラフィックスカードということを考慮して、プリセットは「Time Spy」と「Time Spy Extreme」の両方で計測を行った。
スコアの傾向は「Steel Nomad」とほぼ同じで、GeForce RTX 5070やGeForce RTX 4070 Tiに対してはいずれも約18%前後上回る。またGeForce RTX 3070に対しては約90%も高いスコアで、WQHD解像度や4K解像度でゲームの動作が重いと感じているなら「Radeon RX 9070 GAMING OC 16G」に換装することで、劇的にパフォーマンスを改善できる。ちなみに
Radeon RX 9070 XTとの差は、いずれも約15%でほぼストリームプロセッサ数に準ずる結果になった。
ベンチマークテスト:3DMark:Fire Strike
「3DMark」系ベンチマークのラストは、APIにDirectX 11を使用する旧世代のラスタライズテスト「Fire Strike」のスコアを確認しておこう。なおプリセットは「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類全てで計測を行っている。
最も処理の重い「Fire Strike Ultra」のGraphics test 2でもフレームレートは56.73fpsをマークし、4K解像度でもラスタライズがメインのゲームなら十分なパフォーマンスを発揮する。ちなみにGeForce系のグラフィックスカードとの比較では、GeForce RTX 5070で約7~10%、GeForce RTX 4070 Tiで約14~18%、GeForce RTX 3070では約83~91%も高いスコアを記録し、これまでのテストと同じくGeForce RTX 3070からの換装なら劇的にゲーム性能を改善できるだろう。
また
Radeon RX 9070 XTとの比較では、4K解像度の「Fire Strike Ultra」では約15%とストリームプロセッサ数の差に準ずる結果だが、「Fire Strike」や「Fire Strike Extreme」ではその差が約9%に縮まり、「RadeonRX 9070 GAMING OC 16G」がかなり健闘している。