ベンチマークテスト:黒神話:悟空
アクションRPGゲーム「黒神話:悟空」のベンチマークソフトのスコアを確認していこう。「サンプリング解像度」は「50」、「スーパー解像度」は「AMD FSR」または「DLSS」、「フレーム生成」「フルレイトレーシング」は「ON」、「フルレイトレーシングレベル」は「超高」、「画質レベル」は「最高」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
すべての描画をレイトレーシングで行う「フルレイトレーシング」では、未だにGeForce RTXシリーズのほうが有利なこともあり、GeForce RTX 5070やGeForce RTX 4070 Tiに対しては、約70~80%前後の性能に留まる。とは言え、WQHD解像度までなら60fpsを大きく上回り最高画質でも快適に動作する。またGeForce RTX 3070では、「Forza MotorSport」と同様、フルHD解像度でもビデオメモリが不足してしまい、まともに動作させることができなかった。
ベンチマークテスト:アバター:フロンティア・オブ・パンドラ
映画「Avatar」シリーズをベースにしたオープンワールドゲーム「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」のゲーム内ベンチマークのスコアも確認しておこう。「グラフィック品質」は「ウルトラ」、「テンポラルアップスケール」は「AMD FidelityFX Super Resolution 3」または「Nvidia Deep Learning Super Sampling」で、「Radeon RX 9070 GAMING OC 16G」では「フレーム生成」を「オン」、「スケーリング品質」は「バランス」、「スケーリングモード」は「固定」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」では、「AMD FidelityFX Super Resolution 3」によるフレーム生成機能が利用できるため、「Radeon RX 9070 GAMING OC 16G」が次点のGeForce RTX 4070 Tiに比べて、最大で約73%も高いフレームレートをマークした。さらにGeForce RTX 3070に対してはいずれも2.4倍以上も高いスコアで、「AMD FidelityFX Super Resolution 3」のフレーム生成機能に対応したゲームでは無類の強さ誇る。
ベンチマークテスト:Cyberpunk 2077:Phantom Liberty
オープンワールド型アクションRPG「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「クイックプリセット」は「レイトレーシング:オーバードライブ」、「解像度スケーリング」は「AMD FFX Super Resolution 3」または「NVIDIA DLSS Super Resolution」、「AMD FFX Super Resolution 3/DLSS Super Resolution」は「バランス」、「DLSS Ray Reconstruction」は「オン」、「Frame Generation」は「AMD FSR 3 Frame Generation」または「DLSS Frame Generation」、「DLSS Multi Frame Generation」は「x2」または「x4」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行っている。
「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」では、GeForce RTX 50シリーズから有効になったマルチフレーム生成機能に対応するため、GeForce RTX 5070が他のGPUを圧倒する。また今回はすべての描画をレイトレーシングで行う「レイトレーシング:オーバードライブ」で検証を行っているため、GeForce RTX 4070 Tiに対してもWQHD解像度や4K解像度では差をつけられている。ただし、WQHD解像度までならマルチプレイの目安となる60fpsを大きく上回り、パフォーマンス的に不満を感じることはないだろう。
ベンチマークテスト:アサシン クリード シャドウズ
「アサシン クリード ミラージュ」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「グラフィック品質」は「最高」、適応品質は「オフ」、「アップサンプルタイプ」は「AMD FSR」または「NVIDIA DLSS」、「アップサンプルクォリティ」は「バランス」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
「Forza MotorSport」と同じく、ビデオメモリ容量の要求が厳しく、GeForce RTX 3070ではフルHD解像度でも負荷が上がるとコマ送りになるシーンが見られた。一方、「Radeon RX 9070 GAMING OC 16G」では4K解像度でも92fps、WQHD解像度やフルHD解像度では100fpsを大きく上回り、高リフレッシュレートなゲーミングディスプレイでもその性能を発揮できる。
ちなみに次点のGeForce RTX 4070 Tiとの比較でもフルHD解像度やWQHD解像度では約20%、4K解像度でも約14%上回るスコアで、「Radeon RX 9070 GAMING OC 16G」が全体的に強さをみせる。
ベンチマークテスト:モンスターハンターワイルズ ベンチマーク
ゲームベンチマークのラストは、モンスターハンターシリーズ最新作「モンスターハンターワイルズ」のベンチマーク結果を確認していこう。「グラフィックプリセット」は「ウルトラ」、「アップスケーリング」は「AMD FSR」または「NVIDIA DLSS」、「フレーム生成」は「ON」、「アップスケーリングモード」は「バランス」、「レイトレーシング」は「高」で、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
「Forza MotorSport」や「アサシンクリードシャドウズ」と同様、最高画質ではビデオメモリ容量の要求が厳しく、GeForce RTX 3070ではフルHDでも平均60fpsを切ってしまう。一方、「Radeon RX 9070 GAMING OC 16G」では、いずれの解像度でも判定は最高の「非常に快適にプレイできます」を獲得。フレームレートもフルHD解像度で197.59fps、WQHD解像度で175.41fps、4K解像度で125.52fpsで、GeForce RTX 5070やGeForce RTX 4070 Tiと比較しても50%以上高いスコアを記録した。