ベンチマークテスト:3DMark:Steel Nomad
続いて、APIにDirectX 12(DirectX 12 Future Level 12)を使用する4K解像度の重量級ベンチマーク「Steel Nomad」のスコアを確認しておこう。
もともとフルHD解像度からWQHD解像度をターゲットにしているGPUということもあり、総合スコアは3780、フレームレートは37.8fpsに留まる。4K解像度で重量級のゲームをプレイする場合には画質を調整するか、アップスケーリング技術AMD FidelityFX Super Resolution(AMD FSR)を併用する必要があるだろう。またRadeon RX 7600 XT/Radeon RX 7600に比べると約60%、GeForce RTX 5060 Tiとの比較でも約9%上回る。
ベンチマークテスト:3DMark:Time Spy
続いてDirectX 12を使用する定番ベンチマーク「Time Spy」のスコアを確認していこう。なおプリセットはWQHD解像度の「Time Spy」と4K解像度の「Time Spy Extreme」の両方で計測を行った。
スコアの傾向は「Steel Nomad」とほぼ同じ。いずれのテストでもGraphics scoreはRadeon RX 7600 XT/Radeon RX 7600に比べると約50%、GeForce RTX 5060 Tiとの比較でも約8~9%上回り、DirectX 12によるラスタライズ処理はかなり得意としていることが分かる。
ベンチマークテスト:3DMark:Fire Strike
「3DMark」系ベンチマークのラストは、APIにDirect X11を使用する旧世代のラスタライズテスト「Fire Strike」のスコアを確認しておこう。なおプリセットは「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類全てで計測を行っている。
Radeon RX 7600 XT/Radeon RX 7600に対しては、いずれのテストでも約20%高いスコアをマークした。またGeForce RTX 5060 Tiとの比較では、Fire StrikeやFire Strike Extremeでは3~4%の差をつけられているが、Fire Strike Ultraではスコアが逆転して約4%上回る。