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ここからは各種ベンチマークソフトを使って、実際のパフォーマンスを確認していこう。評価サンプルである「Summit-13-AI+Evo-A2VMTG-4779JP」のスペックをおさらいしておくと、CPUはPコア 4基、LP E-コア 4基の8コア/8スレッド構成で、Pコア最大4.8GHz、LP E-コア最大3.7GHzで動作する「Core Ultra 7 258V」を搭載。そのほか、CPU内蔵GPUに「Intel Arc Graphics 140V」、メモリはLPDDR5X 32GB(オンパッケージ)、ストレージは容量1TBのNVMe M.2 SSDとなっている。
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| 「Core Ultra 7 258V」のタスク マネージャー。8コア/8スレッドで動作している |
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| 「Core Ultra 7 258V」のベースパワーは17W、ターボパワーは37Wというのが公式仕様で、CPUは、PL1は28W、PL2は37Wに調整されていた。また、32GBのLPDDR5メモリ(オンパッケージ)と内蔵GPUの「Intel Arc Graphics 140V」を搭載する | |
なお、各種ベンチマークを実行するにあたり、プリインストールされている総合ユーティリティの「MSI Center S」を用いてテスト毎にいくつか設定を行ってる。「MSI Center S」では、「User Scenario」のプロファイルを4つのパターンで設定が可能。
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| 「MSI Center S」のメイン設定画面。「User Scenario」設定のほか、キーボードのLEDのオン/オフ、蓋を占めた際の挙動の設定などができる |
PCの使用状況等を分析して、ゲームやアプリケーションごとにパフォーマンスを最適化する「MSI AI Engine」、パフォーマンスを限界まで引き出すことができる「究極のパフォーマンス」、すべてを均一に割り振る「バランス」、省電力・静音性を優先することでパフォーマンスは抑えられるもののバッテリ駆動時間を最大限伸ばす「エコサイレント」の4種類となっている。今回の検証では、主に「MSI AI Engine」と「究極のパフォーマンス」の2種類を選択して実施している。
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| 「User Scenario」「AI Engine」の詳細設定。最適化するアプリケーションを追加できる | 「AIゾーン」の箇所では、AI機能を活用した様々な設定が可能。「スマートガード」といった画面を離れた際に画面がオフになる機能なども備える |
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| 評価サンプルのストレージには、Samsung「PM9A1a」シリーズの1TBモデル「MZVL21T0HDLU-00BT7」が搭載されていた。インターフェイスは、PCI Express 4.0(x4)に対応し、読込は6,800MB/s、書込は4,800MB/sを発揮していた | |
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まずはCPUの純粋なパフォーマンスを測定するレンダリングソフト「CINEBENCH」からチェックを進めていこう。テストには「CINEBENCH R15」「CINEBENCH R20」「CINEBENCH R23」「Cinebench 2024」の4種類を実施している
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「Summit-13-AI+Evo-A2VMTG-4779JP」に搭載されている「Core Ultra 7 258V」のシンルグコアスコアはいずれも、前世代のCore Ultra 7 155Hを上回るスコアを示している。一方で、マルチコアスコアは前世代が22スレッド、今回が8スレッドになるため、その分低くなっている。とはいえ、全体的なスコアは「Summit」シリーズの旧来モデルに採用されていた第12世代・第13世代の「Core i7 P」を上回るスコア。スレッドやコア数が前世代の「Meteor Lake」や、革新的と言われた第12世代以降のCPUよりも減少しているにも関わらず、同レベルの処理能力を発揮できる点が「Lunar Lake」世代の特徴といえるだろう。 「AI Engine」と「究極のパフォーマンス」のプロファイル設定の違いも比較していこう。どのテストでもシングルスコアに大きな違いは見られないが、マルチスコアでは「究極のパフォーマンス」の方が高いスコアとなっている。それぞれ「CINEBENCH R15」では8%程度、「CINEBENCH R23」と「Cinebench 2024」では5~6%程度、そして「CINEBENCH R20」では20%以上も「究極のパフォーマンス」ではスコアを伸ばしている。若干の誤差はあったとしても、アプリケーション次第では処理に時間のかかる場合において、「究極のパフォーマンス」を選択した方が良い。