ロゴ付きのタグ付きダストフィルターを備えたトップパネル
トップパネルには、スイッチやアクセスポートに加え、大型のダストフィルターが装備されている。サイズは実測で幅約180mm、長さ約275mmで、シャーシにはマグネットにより固定されている。なおフィルター後方にはロゴ入りのタグがあしらわれており、見た目のアクセントだけでなく、取り外しやすさにも配慮されている。
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ダストフィルターを外したトップ面は通気孔仕様。冷却ファンおよびラジエーターの搭載については、後ほど詳しく解説しよう
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魅せる仕様の左サイドパネルと通気孔仕様の右サイドパネル
デザインと固定方法いずれも異なる両サイドパネルをチェックする。270°パノラマビューを構成する左側面には、4mm厚の強化ガラスが使われている。フロントパネルは3mm厚だから、両者は異なるガラスが使用されているというワケだ。
パネルサイズは実測で幅約330mm、高さ約335mmで、内側上下にはスチール製のプレートを装着。上部にはFixing Studのピン2本(中央の突起は位置決め用途)、下部にはシャーシのスリットに挿し込む2箇所の突起が設けられていた。

右サイドパネルは円形のパンチング加工が施された一面通気孔仕様。Vent holesは1.2mmとされ、通気性を最大限確保する実用面とデザイン性を両立させている。外形寸法は実測で幅約330mm、高さ約335mmで、強化ガラス製左サイドパネルと同サイズだった。なおシャーシへの取付けは、前方3箇所の突起をシャーシ側に引っ掛け、後方からは上下2箇所をハンドスクリューでネジ留め式が採用されている。
「Mirage 4 ARGB」のリアパネルレイアウト
本体背面に回り込み、リアパネルのレイアウトを見ていこう。PCケースの大小問わず、最も開口部が広いのは電源ユニットの搭載スペースだが、Mirage 4 ARGBでは左下のエリアが割り当てられている。加えて縦に長方形のカットから、電源ユニットが縦置きである事が分かる。その右手には拡張スロット金具があるため、マザーボードとの位置関係も分かった。

コンパクトなPCケースだけに、その他のスペースも限られていて、標準装備の120mmファンとその周囲には通気孔が設けられている。さすがに見慣れたミドルタワーPCケースとは異なるものの、BOX型PCケースとしては標準的なレイアウトだろう。
ボトムパネルデザイン
次に本体をひっくり返した状態で、ボトムパネルをチェックしよう。まず四隅にはプラスチック製の台座が備わり、設置面には滑り止めのゴムが装着されている。そしてボトム面の大部分は通気孔仕様で、出荷時より冷却ファンが実装されている事が分かる。

なおボトム部の通気孔をカバーするダストフィルターはマグネット固定式を採用。外形寸法は実測で幅約180mm、長さは約275mmで、トップパネルに装着されているものと同じサイズだった。ただしロゴ付きのタグは装着されていない。
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滑り止めのゴムは幅約13mm、長さ約35mm。プラスチック製の台座は高さ約19mmで、設置面との間に吸排気用のスペースが確保できる
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