「GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC」のパフォーマンスをチェック
ここからは「GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC」を実際にPCに組み込み、気になるパフォーマンスをチェックしていこう。テストPCにはCPUがボトルネックにならないよう、Ryzen 9 9950X3Dを搭載したハイエンドモデルを用意し、比較用としてGeForce RTX 5070 Founders Editionでも計測を行った。
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今回は「MSI Center」から「エクストリーム」を選択した状態で検証を行った
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バスインターフェイスはPCI Express 5.0(x16)で、ブーストクロックは2,625MHz
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テスト中のGPUクロックは最大2,932MHzまで上昇するのを確認した
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BIOSのデータを確認するとPower Limitは最大280Wに設定されていた
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ベンチマークテスト:3DMark:Speed Way
まずは定番3Dベンチマークソフト「3DMark」から、レイトレーシングやメッシュシェーダー、可変レートシェーディング、サンプラーフィードバックなどに対応する最新API DirectX 12 Ultimateを使用するWQHD解像度テスト「Speed Way」を進めていこう。
3DMarkの中でもかなり重量級のベンチマークだが、フレームレートは57.89fpsでマルチプレイの目安になる60fpsに迫るスコアを記録した。実際、テスト中の動画も滑らかに再現できており、WQHD解像度までなら超解像技術を使用する必要はないだろう。またGeForce RTX 5070 Founders Editionとの比較ではほぼクロック通り約3%パフォーマンスが向上している。
ベンチマークテスト:3DMark:Port Royal
影や反射にレイトレーシングを、それ以外の描画にラスタライズを活用するWQHD解像度のレイトレーシングテスト「Port Royal」の結果を確認しよう。
スコアは14,000超え、テスト中のフレームレートは「Speed Way」を上回る66.59fpsをマークし、Blackwellアーキテクチャで採用された第4世代RTコアの性能は良好だ。またGeForce RTX 5070 Founders Editionとの差は約3%で、レイトレーシング処理でもオーバークロックの効果は確実にある。
ベンチマークテスト:3DMark:DirectX Raytracing feature test
純粋なレイトレーシング性能を計測するため、すべての処理にレイトレーシングを使用する重量級のWQHD解像度テスト「DirectX Raytracing feature test」を確認しておこう。
「Port Royal」よりも負荷の高いテストだが、テスト中のフレームレートは59.07fpsでやはり第4世代RTコアを採用しているメリットはかなり大きいことがわかる。ちなみにGeForce RTX 5070 Founders Editionとの差は約3%で、これまでのテスト結果とほぼ同じだった。