ベンチマークテスト:ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは⼈気MMO RPGの最新拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」ベンチマークの結果から確認していく。「グラフィックス設定」は「最⾼品質」、「ダイナミックレゾリューション(動的解像度)を有効にする」のチェックは外した状態で、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類を選択した。
判定は、フルHD解像度やWQHD解像度では最高の「非常に快適」、4K解像度でも上から2番目の「とても快適」で、「GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC」なら、4K解像度でも最高画質で快適にプレイできる。またGeForce RTX 5070 Founders Editionとの差はフルHD解像度では約1%に留まるが、WQHD解像度では約2%、4K解像度では約3%で、高解像度になるにつれて差が広がっていく。
ベンチマークテスト:Apex Legends
人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のフレームレートも確認しておこう。プリセットが用意されていないため、できる限り高品質になるように設定して、トレーニングの一定コースを周回したときのスコアを「CapFrameX」で計測した。なお144fpsのフレームレート制限は解除し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類を選択している。
最高画質での設定ながらフルHD解像度やWQHD解像度ではフレームレートが上限の300fpsに張り付いた状態で、「GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC」はややオーバースペックな印象。さらに4K解像度でも200fpsに迫るフレームレートをマークしており、できる限り高リフレッシュレートなゲーミングディスプレイを用意したい。
ベンチマークテスト:Rainbow Six Siege X
タクティカルシューター「Rainbow Six Siege」の最新アップデートである、「Rainbow Six Siege X」のパフォーマンスも見ていこう。「総合品質」は「ウルトラ+」、「NVIDIA Deep Learning Super Sampling」は「バランス」、「レンダリングのスケール」は「100」に設定。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類を選択している。
フレームレートは4K解像度で176fps、WQHD解像度では316fps、フルHD解像度では427fpsで、いずれの解像度でも現行最高クラスの高リフレッシュレートなディスプレイを組み合わせたい。またGeForce RTX 5070 Founders Editionとの差は約3%で、実際のゲームでもオーバークロックの効果は確実にある。
ベンチマークテスト:Forza MotorSport
「Forza MotorSport」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。「ダイナミックレンダリングクオリティ」は「ウルトラ」、「NVIDIA DLSS」は「バランス」、「パフォーマンスターゲット」は「アンロック済み」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
ビデオメモリ8GBのグラフィックスカードでは、フルHD解像度でも最高画質設定ではメモリ不足のためフレームレートが伸び悩む重量級のゲームだが、「GeForce RTX 5070 12G GAMING TRIO OC」では、ビデオメモリが12GBと余裕があるため、4K解像度でも100fps以上、フルHD解像度では150fpsを超える良好な結果になった。またGeForce RTX 5070 Founders Editionとの差は、これまでのテストと同じくいずれの解像度でも約3%上回る。