「ZEFT Z57CM」の内部構造
引き続き「ZEFT Z57CM」のサイドパネルを開放し、どのようにパーツが組み込まれているのかを個別にチェックしていこう。なお編集部に届けられた評価機は、カスタマイズオプションが適用されていない基本構成そのままのパーツが組み込まれていた。
Core Ultra 200シリーズを搭載。冷却は360mmラジエーターのAIO水冷が担当
「ZEFT Z57CM」の基本構成におけるCPUは、20コア/20スレッドの
Core Ultra 7 265KFだ。Core Ultra 200シリーズにおけるアッパーミドルクラスのCPUで、グラフィックスカードが標準構成に含まれるゲーミングPCということもあり、iGPUレスのFシリーズモデルがチョイスされている。
なお、カスタマイズメニューではCore Ultra 200シリーズの各モデルをラインナップ。24コア/24スレッドの最上位モデルCore Ultra 9 285Kにアップグレードすることも可能だ。
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最新ポンプや3連結ARGBファン装備の360mmラジエーターなどで構成された、NZXTのオールインワン型水冷ユニット。他の構成パーツに合わせ、ホワイトモデルがチョイスされている
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また、CPUクーラーは360mmラジエーターを備えたNZXTのオールインワン型水冷ユニット
「Kraken Plus 360 RGB (White)」を搭載する。クーラント液を押し出す力と流量を高めた「NZXT Turbine Pump」を採用する最新モデルで、冷却性能にも大いに期待。冷却ファンとして、つなぎ目がない連結一体型RGB LEDファンを装着している点も特徴だ。
【関連記事】(アキバ入荷情報) NZXT、高流量な新型ポンプを搭載するオールインワン型水冷ユニット計9モデル一挙発売(2025.05.30 14:02 更新)
さらにウォーターブロックのヘッド部には240×240ドット/30Hzの1.54型液晶ディスプレイを内蔵。CPU・GPU温度などのハードウェア情報のほか、画像やアニメーションGIFを表示することもできる。
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ウォーターブロックには小型液晶ディスプレイを内蔵。システム情報などを表示できる
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なお、CPUクーラーにも複数のカスタマイズオプションが用意されており、オールインワン型水冷ユニットはどれも360mmラジエーターを装備した各メーカーの冷却自慢をラインナップ。Noctua「NH-U12A」などの空冷タイプを選択することも可能だ。
白い3連ファンクーラーを装備するGeForce RTX 5070 Tiを搭載
グラフィックスカードは、GeForce RTX 5070 Tiを搭載する玄人志向の
「GK-RTX5070Ti-E16GB/WHITE/TP2」が組み込まれている。ホワイトカラーの3連ファンクーラーを装備する、スタイリッシュな高冷却モデルだ。
【関連記事】ホワイト色トリプルファン搭載、玄人志向「GK-RTX5070Ti-E16GB/WHITE/TP2」(2025.05.23 16:36 更新)
冷却ファンにはオリジナルの「WINGS 3.0」を採用。リングブレード付きの特殊形状により静圧や冷却性能を高めつつ、騒音を抑えている。動作クロックは2,497MHz、メモリスピード28Gbpsで、GDDR7 16GBのビデオメモリを実装している。
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ARGBに対応した独自の3連ファンを装備したグラフィックスカード。VGAサポーターによって支えられており、スロットへの負担も最小限だ
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なお、グラフィックスカードは20モデル以上のカスタマイズオプションを備えており、GeForce RTX 5090など上位GPU搭載モデルへのアップグレードも可能。もちろんダウングレードにも対応しており、Radeon RX 9000シリーズなど最新Radeonシリーズに変更することもできる。