ベンチマークテスト:3DMark Speed Way
ここからは、GeForce RTX 5070 Tiを搭載する「ZEFT Z57CM」のグラフィックス面のパフォーマンスをメインに検証するため、「3DMark」系のベンチマークを実行する。まずはDirectX 12 Ultimateに対応する「Speed Way」の結果から見ていこう。
レイトレーシングや可変レートシェーディング、メッシュシェーダーといった最新技術が導入されており、3Dベンチマークの中でもかなり重量級のテストだ。フレームレートがそのままスコア化されるテストのため、この結果はベンチマーク中に75.98fpsで動作していたことを意味している。高負荷なDirectX 12 Ultimate環境でも滑らかに描画できていたことから、重量級のゲームタイトルでも快適なプレイが期待できそうだ。
ベンチマークテスト:3DMark Steel Nomad
次は同じく「3DMark」から、DirectX 12(DirectX 12 Future Level 12)に対応する4Kテストの「Steel Nomad」を実行する。「Speed Way」とは異なりレイトレーシングを使用しないため、最新環境における「ZEFT Z57CM」のラスタライズ性能を検証するにはうってつけだ。
4K解像度かつかなりヘビーな負荷設定が適用されるテストながら、ベンチマーク中のフレームレートはスコアそのまま67.63fpsだった。テスト映像にもカクつき等はなく滑らかに描画されており、DirectX 12環境における優れたパフォーマンスが確認できた。DLSS 4など超解像技術が利用できるなら、さらにフレームレートの改善も狙える。
ベンチマークテスト:3DMark Fire Strike
いまだゲーミングシーンでも採用タイトルの多い、Direct X11環境下におけるパフォーマンスをチェックするため、「Fire Strike」の結果も見ていこう。テストプリセットはフルHD環境の「Fire Strike」、WQHD解像度の「Fire Strike Extreme」、4K解像度の「Fire Strike Ultra」をすべて実行している。
テスト中のフレームレートはFire Strikeで300fpsに迫り、Fire Strike Extremeでも約190fpsに達するなどハイレベルな結果に。WQHD以下ならシューター系タイトルでも満足できるパフォーマンスだ。また、Fire Strike Ultraでも100fps以上をマーク、タイトル次第では4K環境でも快適なプレイが楽しめるだろう。
ベンチマークテスト:3DMark Port Royal
「3DMark」系のラストは、「ZEFT Z57CM」のレイトレーシング性能をメインに検証するため、DirectX Raytracing向けテストの「Port Royal」を実行した。
主に影や反射の処理にレイトレーシングを使用した高負荷なテストだが、スコアは18,000以上、テスト中のフレームレートも約85fpsをマークした。テスト映像も滑らかでカクつくシーンはなく、レイトレーシングを有効化しても快適さの維持が可能なようだ。