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ここからは定番3Dベンチマーク「3DMark」の結果を確認していこう。まずはレイトレーシング性能を計測する「Port Royal」からだ。
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シングルチャネルからデュアルチャネル動作にすることでパフォーマンスは実に約70%も向上しており、グラフィックス系のテストではメモリ帯域の影響が非常に大きいことがわかる。またRyzen 7 8700Gとの差は10ポイントで、ほぼ誤差の範囲だった。ちなみにフレームレートは最大7fps前後で、さすがに内蔵GPUにレイトレーシング処理を行わせるのは無理がある。
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続いて、APIにDirectX 12(DirectX 12 Future Level 12)を使用する中負荷のベンチマーク「Steel Nomad Light」のスコアを確認しておこう。
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「Port Royal」に比べると差は縮まっているが、それでもシングルチャネルとデュアルチャネルでは50%以上も差がついており、ラスタライズ系の処理でもデュアルチャネルにするメリットは大きい。またRyzen 7 8700Gとの比較では同等のパフォーマンスを発揮している。
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続いてDirectX 12を使用する定番ベンチマーク「Time Spy」のスコアを確認していこう。なお内蔵GPUということを考慮してプリセットはWQHD解像度の「Time Spy」のみで行った。
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GPUの性能を計測するGraphics scoreは約60%、CPUの性能を計測するCPU scoreでも約15%だがデュアルチャネル動作のほうが上回り、総合スコアでも約59%の差ついた。またRyzen 7 8700Gとの比較では、CPU scoreでは約10%下回るが、Graphics scoreや総合スコアはほとんど差はなかった。
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APIにDirect X11を使用する旧世代のラスタライズテスト「Fire Strike」のスコアも確認しておこう。なおプリセットは「Fire Strike」を選択して計測を行っている。
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スコアの傾向は「Time Spy」に近く、デュアルチャネルではGraphics scoreやCombined scoreは約60%、CPU性能を計測するPhysics scoreでも約7%上回る。またRyzen 7 8700Gとの比較ではPhysics scoreこそ約10%の差があるものの、それ以外はほぼ同等だった。
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「3DMark」系ベンチマークのラストは、内蔵GPU向けに開発されたDirect X12世代のテスト「Night Raid」を確認しておこう。
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これまでのテストと違いCPU scoreでは、シングルチャネルとデュアルチャネルで有意な差はない。またGraphics scoreではやはり約66%と大きくパフォーマンスが向上している。ここまでの結果を見る限り、「AuBox 8745HS」でちょっとでもゲームやグラフィックス関連処理をするなら、デュアルチャネル動作へのアップグレードは必須になる。