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ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずはタクティカルシューター「レインボーシックス シージ」の最新アップデートである、「レインボーシックス シージ エックス」からだ。解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)で、「総合品質」は「低」「中」「高」の3種類を選択した。
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比較的軽いゲームということもあり、シングルチャネルでも「低」なら85fps、「中」「高」でも60fpsを超えるフレームレートを記録した。さらにデュアルチャネルでは、いずれの設定でもフレームレートは約60%上昇し、「高」でも100fps、「低」なら132fpsで、144Hzクラスのゲーミングディスプレイも視野に入ってくる。なおRyzen 7 8700Gとの比較では「低」で約3%の差があるものの、「中」「高」ではほぼ同じだった。
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人気対戦格闘ゲーム「Street Fighter 6」のベンチマークツールの結果も確認していこう。解像度はフルHDで、グラフィックス設定は「Low」「Normal」「High」の3種類を選択した。
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まずシングルチャネルの動作を確認すると、グラフィックス設定「Normal」「High」ではスコア20、判定は「動作困難です」で、テスト中の映像もコマ送りになるシーンが見られた。また「Low」でもスコアは76、判定は「問題なくプレイできます」でギリギリといったところ。 一方、デュアルチャネルでは「Normal」「High」ではスコア50、判定は「設定変更が必要です」だが、「Low」にすることでスコア100まで向上。判定も「快適にプレイできます」を獲得し、画質をある程度犠牲にする必要はあるが快適にゲームを楽しめるようになる。
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ゲームテストのラストは人気MMO RPGの最新拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」ベンチマークの結果を確認していこう。アップデートによって処理が重くなり、内蔵GPUにはかなり厳しいテストだがどの程度のパフォーマンスを発揮できるのだろうか。なお解像度は1,280×720ドットとフルHDで、「グラフィックス設定」は「標準品質(デスクトップ)」「高品質(デスクトップ)」「最高品質」の3種類を選択した。
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1,280×720ドットのシングルチャネルでは「標準品質(デスクトップ)」や「高品質(デスクトップ)」でも判定は「普通」、「最高品質」では「設定変更を推奨」止まり。しかし、デュアルチャネルでは「通常品質(デスクトップ)」で「快適」、「高品質(デスクトップ)」や「最高品質」でも「やや快適」を獲得し、テスト中の動画も滑らかに再生できてきた。
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続いてフルHDの結果を確認すると、シングルチャネルではいずれも判定は「設定変更を推奨」以下で動作は厳しい。しかしデュアルチャネルにすることで、「標準品質(デスクトップ)」なら「普通」まで判定を引き上げる事ができる。スコアもおおむね60%増加しており、やはりデュアルチャネルの効果は大きい事がわかる。 またRyzen 7 8700Gとの比較ではいずれのテストでも同等かそれ以上の性能を発揮しており、Ryzen 7 8745HSはモバイル向けながらGPU性能はかなり優秀だ。
「AuBox 8745HS」の消費電力をチェックしておこう。ストレステストには「Cinebench 2024:30 minutes(Test Stability)」と「3DMark Steel Nomad Light Stress Test」を使用した。
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モバイル向けCPUを使用しているだけあり、アイドル時は約9W、高負荷時でも100Wを超えることなく「AuBox 8745HS」の省電力性能は良好だ。ほぼ同等の性能だったデスクトップ向けRyzen 7 8700Gの環境に比べると、アイドル時で20W以上、高負荷時は50W~60Wも低い数値で、常時起動用のPCとしてもおすすめできる。