外装パッケージから本体を取り出し、Aqua 6 Infinityの外観デザインをチェックしてみよう。今、もっとも競合が多いピラーレスデザインPCケースの価格帯において、その中でAqua 6 Infinityを選ぶ決め手はどこにあるのだろうか。細部に注目しながら、本機ならではの特徴を見ていきたい。
まずはフロントパネルを見ると、その大部分が4mm厚の強化ガラスで占められている。組み込み前の様子は後方に標準装備ファンと拡張スロットが正対し、ここに構成パーツを搭載することで“魅せるPC”が完成するというワケだ。
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| 4mm厚強化ガラスの装着時(左)と解放時(右)の様子 |
強化ガラスは
「Tool-free Fixing Studs」による工具不要の着脱機構を採用しており、組み込み時や完成後のメンテナンス時でもフロントからアクセスできる。なお下部にはメッシュ仕様のスチール製パネルを備え、通気性を確保しようとする設計思想が見て取れる。

4mm厚強化ガラスは幅約220mm、高さ約360mm。上下には幅約15mmのスチール製プレートが装着されており、下部2箇所の突起を引っ掛け、上部は2本のピンをシャーシ側に埋め込まれたプラスチック製のキャッチ(Panel Clip)で固定する構造になっている。なお強化ガラスはわずかにスモークがかったグレー色で、内部構成パーツのライティングをやや落ち着いた印象で見せることができる。
| シャーシ側の上部にはプラスチック製のキャッチ(Panel Clip)が埋め込まれており、保守用として2つのキャッチが付属する |
通気孔仕様のメッシュパネルのさらに下部左側を見ると、片側が斜めにカットされた長方形のボタンが目に入る。プラスチック製インシュレーター(台座)と一体化したPowerスイッチだ。そしてこの延長線上の左側面にはアクセスポート類がレイアウトされている。

タワー型PCケースとしてはやや珍しい位置に装備されており、その存在が外観を損ねないデザイン上の配慮が優先されているようだ。ただし見方を変えればPowerスイッチは誤って触れてしまうリスクが低く、アクセスポート類も使用頻度を考えれば必要にして十分なポジションとも言える。 なお、右側面に配置されているのは、右からUSB 3.0 x2ポート、Type-C 3.2 Gen 2 x1ポート、Audio in/out x1ポート、そしてResetスイッチだ。最後に配線済みのコネクタケーブルもチェックしておこう。
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| USB Type-C 3.2 Gen 2用コネクタ | USB 3.0用コネクタ |
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| Power / Resetスイッチ、Power LED用コネクタ | HD Audio用コネクタ |
フロントパネルの大部分が4mm厚の強化ガラスで覆われている一方、トップパネルはそれを補うように大部分が通気孔で占められている。シャーシ天板には大判のダストフィルター(幅約160mm、長さ約410mm)を備え、ホコリ対策にも配慮されている。その内側には冷却ファンやラジエーターを増設できるスリットタイプのネジ穴が設けられている。この広い面積を活かしたトップパネルは、Aqua 6 Infinityの冷却性能を発揮するうえで重要な部分と言える。

ちなみに大判ダストフィルターの後方には、Okinosロゴをあしらった布製タブが装着されている。マグネット固定式のダストフィルターは、これをつまむことで容易に着脱可能だ。実用性を兼ね備えたワンポイントは、Okinosの遊び心といったところだろう。
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| フレキシブルマグネットで縁取られたダストフィルター。目の細かい金属メッシュ製で、付着したホコリは掃除機などで容易に除去できる |