次にAqua 6 Infinityの冷却ファンおよびラジエーターレイアウトを見ていこう。エアフロー設計で要となるのが右サイドファンの存在だ。ここには出荷時より120mmファンを2基標準搭載している。

搭載されているのは
「V12R ARGBリバースファン」とされるモデルだ。Okinosの製品ラインナップでは確認できないためPCケース向け専用ファンと思われるが、ラベル表記の型番は「OKICF-V-12025R4P3P」となっている。形状はカタログモデルの「Infinity 120 Standard ARGB」に酷似しており、フレーム側面には16 LEDによる「Infinity Mirror Effect」とシンプルな発光ラインを備え、中央部には6 LEDによる「Infinity Mirror Effect」を内蔵している。 ちなみに右側面のサイドファンは、120 / 240mmサイズのラジエーターへの換装にも対応している。
トップパネルに装着されている布製タブ付きダストフィルターを外すと、シャーシ天板には120mmファンを3基、または140mmファンを2基増設できる。正方形のパンチング加工による通気孔部分には120mmおよび140mmファン用のネジ穴(スリット)を備え、120 / 240 / 360mmサイズのラジエーターにも対応する。前後スライド機構により固定位置の微調整も可能だ。
リア上部には出荷時より120mmファンを1基標準搭載している。サイドファン同様にイルミネーション機能を備え、モデル名は
「V12 PWM ARGB」とされる。こちらもカタログモデルではなく、PCケース向けに用意された専用ファンと見られる。また、ベーシックな120mmサイズのラジエーターへの換装にも対応する。 ちなみに冒頭でも触れたとおり、サイドファンおよびリアファンに採用されている「Infinity Mirror Effect」が、本製品のモデル名の由来のひとつとなっている。
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| サイドファン同様、出荷時は中心部とフレーム側面には保護フィルムが装着されていた |
PSUシュラウド(ボトムカバー)天板の通気孔部分には、120mmファンを3基増設できるネジ穴が設けられている。オプションながら、いわゆるボトムファンは近年多くのPCケースで採用されている。 ここに冷却ファンを増設することで、真上に位置するグラフィックスカード周辺の熱を排出する効果が期待できる。グラフィックスカード本体を直接冷却するものではないが、PCケース内部温度の上昇を抑える手段のひとつとして評価されている。

この種の設計は密閉状態になりやすいピラーレスデザインPCケースの台頭とともに必要性が高まり、現在では多くのPCケースに採用されるようになった。現代的なエアフロー設計のひとつといえる。