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AI需要の高まりより、SSDは昨年末より品薄と高騰が続いている。そんな中にあって、世界第2位のメモリ/SSDメーカーである
ADATA(エイデータ)では、長年にわたり主要メモリチップメーカーと強固な協力関係を築いており、メモリチップを優先的に調達できる体制を整えることで、安定した製品の供給を実現している。 またISO 9001認証を取得した自社工場で、ICチップのテストや選別からパッケージングまで全工程を自動化して生産する「垂直統合体制」を構築。さらに業界先端のATE(Automated Test Equipment)テスト設備を用いたデジタル・ネットワーク化した品質管理体制により、製品の信頼性を高めている。 そして戦略的な製品展開も同社の強みのひとつ。パフォーマンスを追求するゲーマー向けブランド
「XPG」と、信頼性やコストとのバランスを重視したコンテンツクリエイター・一般ユーザー向けブランド
「ADATA」を両翼に、ライトユースからエンスージアストまで、さまざまなニーズを網羅した豊富なラインナップが揃っている。
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| 「XPG」と「ADATA」ブランドのSSD製品ラインナップ。フラッグシップXPG「MARS 980 BLADE」を筆頭に、転送速度やインターフェイスなど特徴の異なる製品が用意されている |
今回は、その中からハイエンド向け
「MARS 980 BLADE」、ミドルレンジ向け
「LEGEND 860」、エントリー向け
「Ultimate SU650」の3モデルをピックアップ。用途別にどのSSDを選ぶべきかを検証していく。
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| XPG「MARS 980 BLADE」シリーズ SMAR-980B-2TCS(2TB) 実勢売価税込49,800円前後(原稿執筆時点) 製品情報(XPG) |
は、「XPG」ブランドに属するPCI Express 5.0(x4)対応ゲーミング向けNVMe M.2 SSD。容量は1TB、2TB、4TBの3モデルがラインナップする。 TSMC 6nmプロセスで製造された高速・低消費電力なSilicon Motion製コントローラ
「SM2508」と、厳選した
232層3D NAND TLCフラッシュを組み合わせることで、シーケンシャル読込最大14,000MB/s、書込最大13,000MB/s、ランダム読込最大200万IOPS、書込最大165万IOPSという現行のNVMe M.2 SSDの中でもトップクラスのパフォーマンスを発揮する。 キャッシュはDRAMキャッシュとSLCキャッシュのデュアル構成で、「LDPC ECC」などの高度なエラー訂正技術やデータ保護技術を搭載。MTBFは200万時間、書込耐久性は1TBが740TBW、2TBが1,480TBW、4TBが2,960TBWで、ハイエンドモデルらしく書込耐久性にも優れている。
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| 赤を基調に製品画像とXPGの公式キャラクター「メイラ」がデザインされたパッケージ | |
フォームファクタはM.2 2280、製品には0.8mm厚の超薄型ヒートシンクが付属。外形寸法は幅22mm、長さ80mm、高さ3.2mm(ヒートシンク搭載時4.5mm)、重量8g(同12g)、製品保証は5年間。なお今回検証する2TBモデル
「SMAR-980B-2TCS」の原稿執筆時点の実勢売価は税込49,800円前後で、最大転送速度が14,000MB/sクラスの製品の中では最安クラスになる。
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| 表面にはコントローラ、DRAMキャッシュ、2枚のNANDフラッシュを搭載 |
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| PCI Express 5.0(x4)に対応するSilicon Motion製コントローラ「SM2508」。TSMC 6nmプロセスで製造され、クアッドコアARM Cortex R8 CPUを搭載する |
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| DRAMキャッシュは容量1GBのSamsung製DDR4「K4ABG165WC-BCTD」 |
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| ADATAロゴが刻印された1TBの232層3D NAND TLCフラッシュを2枚実装 |
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| 製品の型番などが記載されたシールが貼りつけられた裏面にもDRAMキャッシュと2枚のNANDフラッシュを搭載 |