ベンチマークテスト:Forza MotorSport
「Forza MotorSport」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。「ダイナミックレンダリングクオリティ」は「ウルトラ」、「NVIDIA DLSS」は「バランス」で、それ以外はいずれも最高画質になるように設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
「アサシン クリード シャドウズ」と同様、GeForce RTX 4060 Ti 8GBでは、フルHD解像度でもビデオメモリが不足し、パフォーマンスが大幅に低下してしまう。またGeForce RTX 5060 Ti 16GBでは、フルHD解像度やWQHD解像度では70fpsを超えるものの、4K解像度では50.6fpsまでしか上がらず、若干画質を調整したほうがいいだろう。ちなみにGeForce RTX 5070に比べると約7割前後の性能で、これまでのテスト結果とほぼ同じ。ビデオメモリが12GBあれば4K解像度までならビデオメモリが不足することはないだろう。
ベンチマークテスト:アバター:フロンティア・オブ・パンドラ
映画「Avatar」シリーズをベースにしたオープンワールドゲーム「アバター:フロンティア・オブ・パンドラ」のゲーム内ベンチマークのスコアも確認しておこう。「グラフィック品質」は「ウルトラ」、「テンポラルアップスケール」は「Nvidia Deep Learning Super Sampling」、「スケーリング品質」は「バランス」、「スケーリングモード」は「固定」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
NVIDIA DLSSを有効にしても4K解像度では平均フレームレートは46fpsで、画質をある程度調整したほうがいいだろう。しかし、WQHD解像度では88fps、フルHD解像度では105fpsで、WQHD以下の解像度であれば最高画質でも快適にゲームを楽しむことができる。またGeForce RTX 4060 Ti 8GBに比べると約12~15%高いフレームレートを記録した。
ベンチマークテスト:黒神話:悟空
アクションRPGゲーム「黒神話:悟空」のベンチマークソフトのスコアを確認していこう。「サンプリング解像度」は「50」、「スーパー解像度」は「DLSS」、「フレーム生成」「フルレイトレーシング」は「ON」、「フルレイトレーシングレベル」は「超高」、「画質レベル」は「最高」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
レイトレーシングを使用する重量級ゲームだけに、DLSSを有効にしても4K解像度では40fpsまでしか上がらず、画質やレイトレーシングの設定を調整する必要がある。またGeForce RTX 4060 Ti 8GBと比較すると、フルHD解像度やWQHD解像度でも約25%以上、ビデオメモリが不足する4K解像度では70%以上も上回るパフォーマンスを発揮する。
ベンチマークテスト:モンスターハンターワイルズ ベンチマーク
モンスターハンターシリーズ最新作「モンスターハンターワイルズ」のベンチマーク結果を確認していこう。「グラフィックプリセット」は「ウルトラ」、「アップスケーリング」は「NVIDIA DLSS」、「フレーム生成」は「ON」、「アップスケーリングモード」は「バランス」、「レイトレーシング」は「高」で、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。

GeForce RTX 4060 Ti 8GBでは、フルHD解像度でもビデオメモリが不足して判定も「設定変更が必要です」に留まる。その一方で、GeForce RTX 5060 Ti 16GBではフルHD解像度やWQHD解像度が上から2番目の「快適にプレイできます」、4K解像度でも「問題なくプレイできます」を獲得した。フレームレートも4K解像度で63.45fps、WHQD解像度では86.65fps、フルHD解像度では99.74fpsで、最高画質の設定でも滑らかな映像でゲームを楽しめるだろう。またGeForce RTX 5070との比較では、75~80%前後の性能を発揮しており、これまでのゲームに比べると差が縮まっている。