ベンチマークテスト:Microsoft Flight Simulator
ここからはDLSS 4のマルチフレーム生成に対応するゲームのパフォーマンスを確認していこう。まずは「Microsoft Flight Simulator」からだ。「グローバルレンダリング品質」は「ウルトラ」、「アンチエイリアス」は「NVIDIA DLSS SUPER RESOLUTION」、「NVIDIA DLSS スーパー解像度」は「バランス」、「DLSS フレーム生成」は「オン」に設定し、「DLSS Super Resolution」はGeForce RTX 4060 Ti 8GBが「2x」、GeForce RTX 50シリーズは「4x」に設定。解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類で、フレームレートの計測には「CapFrameX」を使用している。
マルチフレーム生成に対応していないGeForce RTX 4060 Ti 8GBに比べると、すべての解像度で2倍以上のフレームレートを記録し、やはりマルチフレーム生成の効果は大きい。またフルHD解像度ではCPUがボトルネックになるため、GeForce RTX 5070との差も約2%とごくわずか。WQHD解像度でも80%前後、4K解像度でも75%前後の性能を発揮しており、「Microsoft Flight Simulator」をやるならGeForce RTX 5060 Ti 16GBは良い選択肢になるだろう。
ベンチマークテスト:Microsoft Flight Simulator 2024
最新のフライトシミュレーター「Microsoft Flight Simulator 2024」でもチェックをしていこう。「グローバルレンダリング品質」は「ウルトラ」、「アンチエイリアス」は「NVIDIA DLSS Super Resolution」、「NVIDIA DLSS スーパー解像度」は「バランス」、「DLSS フレーム生成」は「オン」、「DLSS Super Resolution」はGeForce RTX 40シリーズが「2x」、GeForce RTX 50シリーズが「4x」に設定。解像度はこれまでと同じフルHD、WQHD、4Kの3種類で、フレームレートの計測には「CapFrameX」を使用している。
GeForce RTX 4060 Ti 8GBとの比較では、「Microsoft Flight Simulator」と同様、いずれの解像度でも2倍以上のパフォーマンスを発揮し、やはりマルチフレーム生成の効果は大きい。またGeForce RTX 5070に比べるとフルHD解像度では約80%、WQHD解像度では約70%、4K解像度では約65%の性能に留まる。
ベンチマークテスト:Cyberpunk 2077:Phantom Liberty
ゲームテストのラストは、オープンワールド型アクションRPG「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「クイックプリセット」は「レイトレーシング:オーバードライブ」、「解像度スケーリング」は「NVIDIA DLSS Super Resolution」、「DLSS Super Resolution」は「バランス」、「DLSS Ray Reconstruction」は「オン」、「Frame Generation」は「DLSS Frame Generation」、「DLSS Multi Frame Generation」はGeForce RTX 4060 Ti 8GBが「x2」、GeForce RTX 50シリーズが「x4」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行っている。
今回は最も負荷の高い「レイトレーシング:オーバードライブ」で検証を行っているが、GeForce RTX 5060 Ti 16GBでは、4K解像度でもフレームレートは70.11fpsで、快適にゲームが楽しめる。またGeForce RTX 4060 Ti 8GBではビデオメモリが不足し、フルHD解像度でも56.82fps、4K解像度では1桁までフレームレートが落ち込んでしまった。