ベンチマークテスト:3DMark:Steel Nomad
続いて、APIにDirectX 12(DirectX 12 Future Level 12)を使用する4K解像度の重量級ベンチマーク「Steel Nomad」のスコアを確認しておこう。
ストリームプロセッサ数が同じRadeon RX 7600 XT/Radeon RX 7600からは約60%、Radeon RX 6600 XTからは約2倍、ストリームプロセッサが約87%のRadeon RX 6600からは約2.5倍もスコアがアップしており、RDNA 4アーキテクチャではストリームプロセッサ自体の性能も大きく引き上げられていることがわかる。またテスト中の平均フレームレートは37.9fpsで、ラスタライズを使用する場合でも4K解像度の重量級ゲームでは画質を調整するか、アップスケーリング技術を併用したほうがいいだろう。
ベンチマークテスト:3DMark:Time Spy
続いてDirectX 12(DirectX 12 Future Level 11)を使用する定番ベンチマーク「Time Spy」のスコアを確認していこう。なおプリセットはWQHD解像度の「Time Spy」と4K解像度の「Time Spy Extreme」の両方で計測を行った。
Graphics scoreはRadeon RX 7600 XT/Radeon RX 7600に比べると50%以上、Radeon RX 6600 XTからは約75%、Radeon RX 6600からは約2.1倍に向上している。「Steel Nomad」に比べると差は縮まっているが、旧世代のミドルレンジモデルとは一線を画す性能を発揮する。またフレームレートは「Time Spy Extreme」で約45fps、「Time Spy」では処理の重いGraphics test 2でも95fpsを超え、WQHD解像度までならネイティブ処理でも最高画質でゲームを楽しめる。
ベンチマークテスト:3DMark:Fire Strike
「3DMark」系ベンチマークのラストは、APIにDirect X11を使用する旧世代のラスタライズテスト「Fire Strike」のスコアを確認しておこう。なおプリセットは「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類全てで計測を行っている。
これまでのテストに比べると差が縮まっているが、それでもRadeon RX 7600 XT/7600は約25~32%、Radeon RX 6600 XTは40%前後、Radeon RX 6600は約70~80%も上回る。Graphics test 2のフレームレートも「Fire Strike」では約150fps、「Fire Strike Extreme」で約70fps、「Fire Strike Ultra」は約34fpsで、やはりWQHD解像度までなら重量級のゲームでもネイティブ処理で問題ないだろう。