ベンチマークテスト:ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは⼈気MMO RPGの最新拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」ベンチマークの結果から確認していく。「グラフィックス設定」は「最⾼品質」、「ダイナミックレゾリューション(動的解像度)を有効にする」のチェックは外した状態で、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類を選択した。
Radeon RX 7600 XT/Radeon RX 7600との比較では、フルHD解像度で約24%、WQHD解像度で約28%、4K解像度では約30%、Radeon RX 6600 XTからは、フルHD解像度で約37%、それ以外は約42%、Radeon RX 6600からは、フルHDで約67%、それ以外は約70%上回り、解像度が高くなるにつれて差が広がっていく。
また判定はフルHD解像度では最高の「非常に快適」、WQHD解像度でも上から2番目の「とても快適」で、高画質な設定でも高フレームレートな環境でゲームが楽しめる。ただし、4K解像度では判定が「やや快適」のため、場合によっては画質の調整が必要になるかもしれない。
ベンチマークテスト:Apex Legends
人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のフレームレートも確認しておこう。プリセットが用意されていないため、できる限り高品質になるように設定して、トレーニングの一定コースを周回したときのスコアを「CapFrameX」で計測した。なお144fpsのフレームレート制限は解除し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類を選択している。
Radeon RX 7600 XT/Radeon RX 7600からは30%以上、Radeon RX 6600 XTからは40%以上、Radeon RX 6600からは70%以上も高い結果で、特にフレームレートが重要になるバトルロイヤルゲームやFPSゲームでは、Radeon RX 9060 XTにアップグレードするメリットは大きい。また4Kでも約113fpsという高いフレームレートを記録しており、最近価格がこなれてきた120Hzや144Hzクラスのゲーミングディスプレイとの組み合わせに好適。さらにWQHDやフルHD解像度で遊ぶなら200Hzを超える高リフレッシュレートなディスプレイを用意したい。
ベンチマークテスト:Forza MotorSport
「Forza MotorSport」のゲーム内ベンチマーク結果も確認しておこう。「ダイナミックレンダリングクオリティ」は「ウルトラ」、「AMD FSR」は「バランス」、「パフォーマンスターゲット」は「アンロック済み」で、それ以外はいずれも最高画質になるように設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
ビデオメモリの要求が厳しいゲームということで、最高画質設定ではフルHD解像度でもビデオメモリが8GBのRadeon RX 7600やRadeon RX 6600シリーズは「メモリ不足」アラートが表示され、パフォーマンスが大幅に落ち込んでしまう。またビデオメモリが16GBのRadeon RX 7600 XTとの比較でもフルHD解像度で約39%、WQHD解像度で約44%、4K解像度では約53%も上回り、RDNA 4アーキテクチャの優秀さが光る結果になった。
ベンチマークテスト:アサシン クリード シャドウズ
「アサシン クリード シャドウズ」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「アップスケーラーの種類」は「AMD FSR」、「ダイナミック解像度」は「オフ」、「アップスケーラーの品質」は「バランス」、「フレーム生成」は「AMD FSR」、「レイトレーシングによるグローバルイルミネーション」は「全体的に拡散+反射」、「プリセット全体」は「最高」に設定し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
スコアの傾向は「Forza MotorSport」に近く、ビデオメモリが8GBのグラフィックスカードではスコアが大きく落ちこんでしまう。またRadeon RX 7600 XTからでもフルHD解像度やWQHD解像度で40%以上、4K解像度では約55%も高いフレームレートを記録した。