液晶ディスプレイ搭載の「G-GEARオリジナル水冷ユニット」
続いて左サイドのガラスパネルを取り外し、その内部構造をチェックしていく。「G-GEAR GL7J-F251B/R/CP1__」が搭載するCPUは、前世代のハイエンドCPUにあたる20コア/28スレッドのCore i7-14700Fだ。
そして冷却には「G-GEARオリジナル水冷ユニット」が採用される。本機のキモのひとつといえるのがこの水冷ユニットで、ヘッド部に正方形型の液晶ディスプレイを搭載。プリインストール済みの専用ソフトウェア「G-GEAR Liquid View」を使い、プリセットされた静止画や動画を表示できるほか、ユーザー側で用意した静止画や動画を表示させることもできる。
「G-GEARオリジナル水冷ユニット」は、PCケースのカラーに合わせたホワイトモデルがチョイスされており、水冷ヘッドからラジエーター、ファン、ウォーターチューブに至るまで全身がホワイトで統一されている。冷却ファンには120mmファン×2を搭載。なお、ポンプ仕様の詳細は公開されていないが、冷却性能についてはのちほどのテストセッションにて明らかにしていく。
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専用ソフトウェア「G-GEAR Liquid View」の使い方は簡単。対応するファイル形式はPNG、JPEG、BMP、GIF、MP4
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試しに愛猫のお気に入り画像を表示してみた
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続いて冷却ファンの構成を確認しよう。「G-GEAR GL7J-F251B/R/CP1__」はフロント3基、トップ2基(ラジエーター用)、リア1基の合計6基のアドレサブルRGB LEDファンを標準搭載。ケース内部をきれいに演出している。これらは、電源ボタン横に配置されたライティングボタンを押すだけで、好みの発色や光り方に変更することができる。
検証にあたり担当者に確認したところ、「使用しているのは、もともと水冷ユニット用として最大回転数1,800rpmで設計されたLEDファンで、統一感を出すためPCケース内のファンはすべて同一モデルを採用している」という。
ただし、ケースファンとして使う場合1,800rpmでは回転数が高すぎるため、専用BIOSを用意して「水冷ユニット用ファン2基は最大1,800rpm(100%)動作、フロントとリアのファン4基は最大1,500rpm程度(80%)となるようチューニングを行っている」とのこと。パフォーマンスや見た目、さらに静音性に配慮しながら、最適なファン動作をチョイスするツクモのこだわりが分かる。