ベンチマークテスト:3DMark:Steel Nomad
続いて、APIにDirectX 12(DirectX 12 Future Level 12)を使用する4K解像度の重量級ベンチマーク「Steel Nomad」のスコアを確認しておこう。
GeForce RTX 3050 6GBからは2倍以上、ラスタライズ系の処理を得意としているRadeon RX 6600との比較でも約55%高いスコアを記録した。またGeForce RTX 4060との差は誤差の範囲で、DirectX 12 Future Level 12の性能はほぼ同等と言っていいだろう。
ベンチマークテスト:3DMark:Time Spy
続いてDirectX 12(DirectX 12 Future Level 11)を使用する定番ベンチマーク「Time Spy」のスコアを確認していこう。なおプリセットはWQHD解像度の「Time Spy」と4K解像度の「Time Spy Extreme」の両方で計測を行った。
相変わらずGeForce RTX 3050 6GBに対しては2倍以上のパフォーマンスを発揮する。ただし、Radeon RX 6600との差は約26%に縮まり、GeForce RTX 4060に対してはいずれも約6%の差をつけられている。またフレームレートを確認すると4K解像度の「Time Spy Extreme」では20fps台に留まるものの、「Time Spy」ではGraphics test 1が66.25fps、Graphics test 2も56.88fpsで、WQHD解像度までは多くのゲームでDLSSを使わなくても快適なゲームプレイが可能だろう。
ベンチマークテスト:3DMark:Fire Strike
「3DMark」系ベンチマークのラストは、APIにDirect X11を使用する旧世代のラスタライズテスト「Fire Strike」のスコアを確認しておこう。なおプリセットは「Fire Strike」「Fire Strike Extreme」「Fire Strike Ultra」の3種類全てで計測を行っている。
スコアの傾向は「Time Spy」に近いものの、すべての解像度でGeForce RTX 4060を上回る。またフレームレートを確認すると4K解像度の「Fire Strike Ultra」では、Graphics test 1でも33.71fps、Graphics test 2では21.27fpsで厳しい印象。ただし、WQHD解像度の「Fire Strike Extreme」ではそれぞれ68.17fpsと46.76fps、フルHD解像度の「Fire Strike」では136.66fpsと111.52fpsをマークし、フルHD解像度であれば高リフレッシュレートなゲーミングディスプレイも視野に入る。