ベンチマークテスト:ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー
ここからは実際のゲームを想定したベンチマークテストを進めていこう。まずは⼈気MMO RPGの最新拡張パッケージ「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー」ベンチマークの結果から確認していく。「グラフィックス設定」は「最⾼品質」、「ダイナミックレゾリューション(動的解像度)を有効にする」のチェックは外した状態で、解像度はフルHD(1,920×1,080ドット)、WQHD(2,560×1,440ドット)、4K(3,840×2,160ドット)の3種類を選択した。
判定は4K解像度では“普通”止まりだが、WQHD解像度では“快適”、フルHD解像度では最も高い“非常に快適”を獲得した。また各グラフィックスカードとの比較では、GeForce RTX 4060にはわずかに及ばないが、GeForce RTX 3050 6GBとの比較では約2倍、Radeon RX 6600との比較でも約26~45%と大きく差をつけている。
ベンチマークテスト:Apex Legends
人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」のフレームレートも確認しておこう。プリセットが用意されていないため、できる限り高品質になるように設定して、トレーニングの一定コースを周回したときのスコアを「CapFrameX」で計測した。なお144fpsのフレームレート制限は解除し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類を選択している。
最高設定にもかからわず4K解像度でも60fpsをクリア、フルHD解像度では200fpsに迫るフレームレートを発揮し、高リフレッシュレートなディスプレイを用意したい。またGeForce RTX 3050 6GBからは約2倍、Radeon RX 6600との比較でも約26~30%上回る。さらにGeForce RTX 4060との差は最大でも約6%で、実ゲームでもかなり健闘していると言っていいだろう。
ベンチマークテスト:Horizon Zero Dawn Remastered
人気アクションRPG「Horizon Zero Dawn」の高画質バージョンである「Horizon Zero Dawn Remastered」のフレームレートも確認しておこう。プリセットは「非常に高い」、「動的解像度スケーリング」は「オフ」、「アップスケールメソッド」は「DLSS」または「FSR 3.1.0」、「アップスケール品質」は「バランス」、「フレーム生成」は「DLSSフレーム生成」または「FSR 3.1.0 Frame Generation」を選択し、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類を選択している。
さすがに4K解像度では43fpsまでしか上がらず厳しい結果になったが、WQHD解像度では82fps、フルHD解像度では123fpsで、最高画質の設定でも快適にゲームを楽しめる。またGeForce RTX 3050 6GBとの比較では最大約2.6倍、Radeon RX 6600との比較でもフルHD解像度では40%以上も高いフレームレートをマークした。
ベンチマークテスト:Rainbow Six Siege X
タクティカルシューター「Rainbow Six Siege」の最新アップデートである、「Rainbow Six Siege X」のパフォーマンスも見ていこう。「総合品質」は「ウルトラ+」と「高」の2種類で、「レンダリングのスケール」は「100」に設定。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類を選択している。
「総合品質」が「ウルトラ+」では、4K解像度こそ41fpsに留まるが、WQHD解像度では84fps、フルHD解像度では137fpsで、DLSSを使用しなくても快適な環境でゲームを楽しめる。さらに「総合品質」を「高」に調整することで、4K解像度でも60fpsを上回るフレームレートを記録した。
また各モデルの比較は「Horizon Zero Dawn Remastered」とほぼ同じ。いずれの設定でもGeForce RTX 3050 6GBやRadeon RX 6600を圧倒し、GeForce RTX 4060に匹敵するパフォーマンスを発揮する。