ベンチマークテスト:DOOM The Dark Age
ファーストパーソン・シューティングゲーム「DOOM」シリーズの最新作「DOOM The Dark Age」のゲーム内ベンチマークのスコアも確認しておこう。「品質の一括調整」は「ウルトラナイトメア」と「中」、「アップスケーラー」は「DLSS」または「AMD FidelityFX Super Resolution 3」、「フレーム生成」は「オン」、「スケーリング品質」は「バランス」、「スケーリングモード」は「固定」で、GV-N5050OC-8GLはフレーム生成倍率をx4に設定。解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
「アサシン クリード シャドウズ」と同様、「ウルトラナイトメア」ではフルHD解像度でもビデオメモリが不足してしまい、今回検証したグラフィックスカードではまともに動作させることができなかった。
また「中」の結果を確認すると、4K解像度ではビデオメモリが不足するが、WQHD解像度やフルHD解像度ではGeForce RTX 3050 6GB以外は一気にフレームレートが回復する。特にマルチフレーム生成に対応するGV-N5050OC-8GLは、Radeon RX 6600の約3倍、GeForce RTX 4060との比較でも50%以上高いスコアをマークした。
ベンチマークテスト:Cyberpunk 2077:Phantom Liberty
オープンワールド型アクションRPG「Cyberpunk 2077:Phantom Liberty」のゲーム内ベンチマーク結果を確認していこう。「クイックプリセット」は「レイトレーシング:オーバードライブ」と「レイトレーシング:中」、「解像度スケーリング」は「DLSS Super Resolution」または「AMD FFX Super Resolution 3.0」、スケーリングの品質は「バランス」、「Frame Generation」は「DLSS Frame Generation」または「AMD FSR 3.1 Frame Generation」で、GV-N5050OC-8GLは「DLSS Multi Frame Generation」を「x4」に設定している。なお解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を行った。
「レイトレーシング:オーバードライブ」では、「アサシン クリード シャドウズ」や「DOOM The Dark Age」と同じく、フルHD解像度でもビデオメモリが不足し、今回検証したグラフィックスカードでは快適なゲームプレイは厳しい。ただし、「レイトレーシング:中」まで画質を調整することで、GeForce RTX 3050 6GB以外はフルHD解像度なら問題なく動作する。特にGV-N5050OC-8GLは、マルチフレーム生成に対応しているため、GeForce RTX 4060との比較でも約80%、Radeon RX 6600からは2.5倍以上のフレームレートを叩き出している。
ベンチマークテスト:モンスターハンターワイルズ ベンチマーク
ゲームベンチマークのラストは、モンスターハンターシリーズ最新作「モンスターハンターワイルズ」のベンチマーク結果を確認していこう。「グラフィックプリセット」は「ウルトラ」と「中」、「アップスケーリング」は「NVDIA DLSS」または「AMD FSR」、「フレーム生成」は「ON」、「アップスケーリングモード」は「バランス」、「レイトレーシング」は「高」で、解像度はフルHD、WQHD、4Kの3種類で計測を実施した。
「ウルトラ」の設定ではRadeon RX 6600がフルHD解像度で60fps超え、唯一「問題なくプレイできます」を獲得。それ以外はいずれも「設定変更を推奨します」以下の判定になった。
一方、「中」の設定では、GeForce RTX 3050 6GB以外はWQHD解像度までなら「問題なくプレイできます」以上を獲得し、実際の映像も滑らかに再現できていた。なお各モデルを比較すると、もともとRadeon系が強いベンチマークということもあり、今回のゲームベンチマークでは初めてRadeon RX 6600がトップを獲得。またGV-N5050OC-8GLとGeForce RTX 4060はほぼ同じフレームレートになった。