「AG-AG8B85ARD7X-CF4S」の内部構造を確認
ここからは「AG-AG8B85ARD7X-CF4S」のサイドパネルを開放し、システムを構成する各種内部パーツを個別にチェックしていく。なお、編集部に届けられた評価機はカスタマイズオプションが適用されていない、基本構成ママのパーツが組み込まれていた。
“ゲーミングCPU”を標準採用、冷却はiCUE LINK対応のAIO水冷
「AG-AG8B85ARD7X-CF4S」はAMDプラットフォームを採用するBTOで、標準構成として8コア/16スレッドの
Ryzen 7 9800X3Dがチョイスされている。
第2世代3D V-Cacheを搭載する“ゲーミングCPU”で、カスタマイズメニューでは上位モデルのRyzen 9 9900X3DやRyzen 9 9950X3D、さらにスタンダードCPUの最上位である16コア/32スレッドのRyzen 9 9950Xも選択可能だ。
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最新冷却エンジンを搭載し、CORSAIR史上最高の性能を備えるというAIO水冷がCPUを冷却している
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そしてその冷却には、iCUE LINKに対応した360mmラジエーター搭載のオールインワン型水冷ユニット
CORSAIR「iCUE LINK TITAN 360 RX RGB」が採用されている。
【関連記事】見た目と冷却性能が進化。CORSAIR最新AIO水冷「iCUE LINK TITAN 360 RX RGB」実力検証(2024.10.15 更新)
最新の冷却エンジンである「FlowDrive Coolingエンジン」を搭載し、冷却性能はCORSAIR史上最高を謳う。流量の増加させた精密設計の銅製コールドプレートや高性能ポンプなどを組み合わせ、かつてなく効率的な冷却を可能にしているという。
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ケーブル露出の少ないデイジーチェーン連結されたARGBファンを搭載。iCUE LINKでライティングと回転の両方を制御できる
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また、冷却ファンにはケーブルレスでデイジーチェーン接続された120mm径の「iCUE LINK RX RGB」を搭載。iCUE LINKに対応したLEDを内蔵するほか、磁気ドームベアリングを採用し、iCUE LINKによる回転数制御で高い静音動作が狙える。
なおクーラーのカスタマイズメニューでは、ポンプヘッドをLCDタイプに変更したバージョンや、ホワイトカラーのバリエーションモデルに変更することも可能だ。
3連ファンクーラーを装備したRadeon RX 9070 XT搭載モデルを標準採用
グラフィックスカードとして組み込まれていたのは、SAPPHIREによるRadeon RX 9070 XT搭載モデル
「SAPPHIRE PULSE Radeon RX 9070 XT GAMING 16GB GDDR6」だった。
独自のAeroCurveファンブレードを備えた「Tri-X」クーラーを装備する高冷却仕様が特徴で、ブーストクロック最大2,970MHz、GDDR6 16GBのビデオメモリを実装している。
ちなみに基本構成のカードはメーカー指定不可であり、出荷時期によっては他社製の同等品が組み込まれる場合もある点は覚えておこう。
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冷却性能の高さに定評のある、3スロット占有の大型3連ファンクーラー「Tri-X」を備える
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また、グラフィックスカードのカスタマイズオプションでは、実に90モデル以上におよぶスクロールし切れないほどの膨大なバリエーションをラインナップ。GeForce RTX 5080などのNVIDIA製グラフィックスカードを選ぶことも可能で、ASUSやMSI、GIGABYTEなど主要メーカーの人気モデルがズラリ揃えられている。ホワイトカラーのカードも選び放題だ。